第六十天 まさかの襲撃ッ!
「ちッ!奴らの居所がわからないぜ」
竜牙はイラついて帰ってきた
神主に頼んで、聖なる千里眼でこの大都会をリサーチしていたのであるッ!
しかし、邪臭にあふれたこの大都会。巨大な悪の組織もいくつかある。そしてなによりすさまじいのは、人の欲望だッ!この町にきてのしあがってやるッ!という人々の欲望が、ときにダークに染まって、それがわれわれのセンサーを狂わせてしまう。
「やはり、神主の言う通りでしたね。この町は欲望と邪臭が強すぎる」
信は言った。
竜牙に頼まれたとき、神主は不可能だと言ったのだった。そこをわずかな希望のために無理いって、しかも、一日中やってくれたのである
―――神主の協力に感謝・・・
「そんなにヤバいの?」
明江がマヌケ顔で聞いた
「ああ、ヤバいぜ」
「せめて次の狙いがわかればいいんですがねぇ」
朝霧が夕方のティーを飲みながら言った
「そうですね。だがしかし、こうも街中が敵だらけでは、てきとうに動き回るわけにもいきません」
「ちっ!・・・イライラするぜ」
竜牙はティーを一気飲みすると、カップを置いたのだが、力が強すぎて、粉砕してしまった。超イライラしていて、最悪がマックスです
「まあ・・・しばらくはここで出方を見るしかないでしょう。ここなら安全ですしね」
「え~!ずっとこんな森にいなきゃいけないのッ!?一日が暇すぎて長い~」
明江は不満な声をあげた
「まあまあ、三日もすれば慣れますよ。とにかく絶対外出禁止令ですッ!」
「は~い」
この森の中ならば安全だ。大都会の中心でありながら、その強大なダークパワーをすべてしのぐほどハイパワーな結界である。魔は入ることはできないし、もし無理して入ってきたとしても、この結界の中では大した力を出せないだろう
竜牙達はねむりについた。いつ来るやもしれない。奴らの動きについていけるようにッ!
森はしずかになり、遠くでちょっとだけ見えてたビルの明かりも消えた。夜の夜がおとずれた。その漆黒の中でごそごそと恐ろしい連中がしのびよっていたッ!
「うぎゃああああああああああッ!」
という大きな誰かさんの声で、全員が飛び起きたッ!
「きやがったか・・・」
竜牙は刀を抜いて、走り出した
信も朝霧も、明江もなんとかついていく
「声はまだ遠い」
信も刀を引き抜いた。戦闘態勢である
「しかし、どうやって・・・。この結界の中ではベストをつくせないはず・・・」
「フン・・・いってみりゃわかるぜ」
竜牙は速度をあげた。竜牙自身も気になっていた。
まさかの自分が不意打ちをくらうとはッ!
森がひらけたッ!大きな一般ピープル用の参道にでたッ!
棒をかまえて、へっぴり腰なガードマン
「てめぇらザコは、下がれッ!」
竜牙はガードマンをおっぱらった。
「ホゥ・・・てめぇだったか」
「2番ッ!敵主力と遭遇しました」
モニターに映った竜牙を見て、オペレーターがいった
「ウフフフ・・・まさか、こんなところに潜伏していたとはねぇ」
金若はわらった
「どうなされますか?」
「・・・よかろう。この愚かな天使達に教えてやろうッ!この世界が誰のものなのかをなッ!ファイトッ!」
「はいッ!」
―――今、人間対天使の戦いが、今、始まるッ!




