表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/185

第五十二天 人にとってではない

「敵意はありますが、邪臭がない・・・どういうことです?」

 信は謎だった。しかし、作業服の頭だけ宇宙服男は待ってはくれないッ!

「フン・・・なんであろうとぶった切るぜッ!」

 竜牙はとびこんだ。そして、斬りつけたッ!しかし、その頭でっかちは、ぎりぎりでよけたッ!

「なにッ!?」

「大聖天さまの攻撃をよけたッ!?」

 次にとびこもうとしてた信までビビった。

 竜牙の攻撃はたしかに高速だった。身体能力に優れる魔さえも反応できない、電撃の一発であるッ!それをこのバランスの悪い頭でっかちな作業員はかわしたッ!


―――ヤベェッ!カウンターをもらっちまうぜッ!


 と竜牙はあせったが、そいつの反撃は遅くて、ぎりで回避よゆうだった。

「・・・変な野郎だぜ」

「いや、ありえないッ!・・・まぐれだ」

 今度は信が切り込んだ。なんと、信の突き攻撃までもミスらせたッ!


―――まぐれじゃないッ!


 あわてて、攻撃をくりだす。それもギリギリでよけた。完全に見切られてるということかッ!

「ちっ!」

 竜牙も参戦するッ!信の援護にまわろうとしたが、鉄パイプをふりあげた奴がいるッ!しかしおそろしくスローである。当たる気がしない。竜牙はその鉄パイプをよけて、やり返した。ずぶりと肉に刺さった。

「当たったッ!?」

 竜牙は、二発三発とつづけた。弱った体に致命傷ッ!

「うぎゃああああああああああッ!」

「・・・倒したぜ?」

 信も斬り続けてるうちに、変なことを知った。あれだけギリよけしときながら、反撃がまったくこない。それどころか、自分が攻撃をするたびに刃と奴の距離が近くなっていく

「もう少しで・・・届くッ!ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

 信は斬撃をマッハだッ!

「うぎゃああああああああああッ!」

 頭でっかちはしんだ


 血がとばぁっと広がった。

「終わりました」

 朝霧がダークなグリーンの粉をもって、戻ってきた。

「邪臭がしない・・・こいつは何者です?」

「わからねぇ。だが、俺の攻撃をよけやがったッ!」

「竜牙のッ!?」

「わたしのもですッ!」

「どんだけッ!?」

 朝霧はおもわずひいちゃうくらいびくった。粉の容器を置いて、ちょっとヘルメットをぶっ壊してみた。

 中身は人の顔だった。ちょっと何本かパイプが頭に刺さっていて、気持ち悪い。だがしかし、それでもヒューマン

「これは間違いなく人間ですね」


「人間ッ!?」

 おどろいたのは明江だったッ!実は邪魔にならないようにずっと隠れていたのだッ!しかし人間にがまんできなかったッ!

 はしってきて体をゆすった。しかし屍である

「朝霧・・・これ、人間?」

「いえす。ヒューマン」

「・・・魔じゃないのに、どうして切ったの?」

 信はめちゃくちゃ嫌な顔をした。

「人なら話せばわかるはずでしょッ!なぜ殺したッ!」

 明江は竜牙につめよらんばかりであるッ!でも、竜牙は涼しい。

「わたしたちはいったい何と戦ってるのよッ!」

「わかりません。ただ、少なくともこの工場にあるのは巨大な悪意・・・」

「だが人間でしょッ!話せばわかるじゃないッ!なぜ話し合わなかったのよッ!」

 竜牙はよゆうである。

「答えて竜牙ッ!」


「・・・俺が人を斬らないなんて、いつ言ったよ?俺はてめぇら人間様のために戦っているわけじゃねぇッ!俺は俺のために戦ってるんだッ!魔だろうが、人間だろうが、俺の邪魔をするやつはぶった切るだけだッ!」

 竜牙の気合に明江はびびった。殺しを楽しむ顔してるッ!ヤバいッ!

「てめぇは、俺についてきたんだろ?だったら、俺に従え。そうじゃねぇなら俺の邪魔をして、ぶっ殺されないうちに、とっとと国へ帰るんだなッ!ハハハ!」

「・・・ごめんなさい」

 明江は涙目。

「いくぞ」

 殺伐とした空気が工場を吹き抜けてったぜ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ