表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/185

第四十一天 金若の作戦ッ!第二弾ッ!

 金若は宵闇の闇の中にひそんでいた。

「ウフフフ・・・大聖天ッ!なかなかやりおる」

 金若は服を脱ぎ、青白い肌をあらわにした。その体を黒き闇にとぷんっとつからせる。闇風呂だッ!

 汚い汚れとともに、黒い闇風呂に浮かぶ、黒い汚れ。胸にあるはずの魔爆弾がないッ!

 なんと魔爆弾はすごい絵描きさんのアートだったのだッ!

 大聖天をあざむくためのハイレベルな作戦だったッ!

「しかし、バカなやつよ。わたしともあろうものが、自爆攻撃なぞするわけがなかろうに・・・ウフフフ」


 金若は風呂から出ると、

「さて・・・」

 と、大きな金の輪の前に立って、合掌

「金盧様・・・金盧様」

 金若はつぶやいた

「なんじゃ?」

 金の輪から、出てきたのは金盧だったッ!

 服は金若に似ているが、そこそこのデブだ。体重は96キロくらいだろうか。


―――だがしかしッ!金盧は北の海の王・・・。つまり、魔の国、魔の民、魔たちの頂点に立つ最強権力者ッ!

 その戦闘力は、はかりしれないッ!


「おぬし、どこで寄り道をしておるッ!もう帰国しているはずであろう」

 金盧はおもいだして、キレた

「ウフフフ・・・思わぬアクシデントがありまして、もうしわけありませんでした」

「アクシデントッ!?おぬし、まだ日本かッ!」

 金の輪は金盧の肉体の一部である。なんと、場所のかんじで、エビルフィッシュで海をわたっているのではないとわかったのだ。さすが、魔の王ッ!

「エビルフィッシュが、大聖天にやられました」

「なにッ!?大聖天だとぅッ?!」

 これには魔の王たる金盧もびっくりしたもんだ。大聖天は、魔の王とて天敵である

「それでおぬしどうするのじゃ?お使いをだそうか?」

「いえ、お使いはけっこう。ウフフフ・・・もうけっこう魔もこの国にしのびこませました。そろそろいいかなと思っていたところだったんですよ。このまま、次の作戦に移ろうと思います」

「ホゥ・・・侵略戦争かッ!」

「ウフフフ・・・わたし流のね」

 金若は髪をいじりながら、よゆうで笑ってる。かなり自信がたっぷりだッ!


「だがしかし大聖天か・・・やつらは必ず邪魔にくるぞ」

「ウフフフ・・・大聖天なぞ、おそるるに足りませんよ」

「ホゥ!・・・あの大聖天相手にそうのたまるかッ!」

「ええ。なぜなら、あの大聖天。愚かなことに五神武を持っていませんッ!」

「バカなッ!五神武がないッ!?どういうことじゃ?」

「理由はわかりません。しかし、われわれにとっては五神武を持たない今こそ、奴をしとめる最大のビッグチャンスッ!大聖天を倒し、必ずやこの国をわが手中におさめてしんぜましょう」

「それは頼もしい。頼んだぞ。カッカッカッカッカ」

 金盧は濃い闇に沈んでいった

「ウフフフ・・・この国は今日より人知れず闇に支配されることになるでしょう。この蛾魔羅でね」

 漆黒の中に浮かぶ二つの青白い目があったッ!

 


 翌朝、竜牙たちはホテルをひきはらい。電車にのった。

「ねぇ、竜牙。とつぜんどこにいくの?」

 ずずずずずずずずっ

 竜牙はそば弁当を食べていた。今回は一段だけなのが残念無念

「あ、そうそう!昨日ね。こわい夢を見たのッ!自転車の女の人にね。あ、人じゃないや、自転車の女。あ、なんて言ったらいいのかな。女自転車?とにかく、そんなのみたの」

 朝霧はくすくすと笑った。

「それは夢ではありませんよ」

「え?」

「いえ、なんでもありません。それはこわい夢だったんですね」

「うん」

 朝霧はわかったけど、黙っていた。明江は眠りからの気絶の連続で、なんにも覚えちゃいなかった。

 信は目をとじて、しずかにウナギ弁当をはむはむしていた。ウナギ最高

 電車は海側にでた。青々とした海がマジで青くて水平線がよくわからない。スカッとした晴天の空の続きみたいだった。

「しかし、どこまでも青ですね」

 幕の内弁当からハシをとめて、朝霧は車窓をながめた。

 とてもおどろおどろしい血の戦いの跡は、この海には見られない。

「金若のやつ、次は何をやらかすつもりでしょうか?それが気になって眠れない」

 信は言った。

「たしかに逃げられてしまったのが悔やまれます。だがしかし、まだこの国に潜伏しているのはくつがえりようのない事実」

「フン・・・ぜんぶぶったぎりゃいい。ずずずずずずずずっ」

 竜牙はそばに夢中だ

「しかし、これからが本当の戦いだ。気合いれてけよ?」

 思い出したように、ハシをとめて明江をむいた

「・・・うんッ!」

 明江は力づよくうなづいた。

 明江は昨晩役立たずだったことを知らない。しかし、それを言わずにおく男たちは、まごうことなき優しさの塊だった。


―――刹那ッ!


 どぅ~ん。とつぜん胃が重くなったッ!

 いや、胃じゃない。空気がなんとなく少し臭ってきた。

「ムムッ!これは邪臭・・・ッ!」

 朝霧は弁当を投げ捨てた

「だが、遠いな」

「そうですね。うっすらとただよってくるような感じです」

 竜牙と信は弁当をかきこんでいる。ラストスパートッ!

「しかしこれは、巨大ですよッ!エビルフィッシュなんか目じゃないッ!ヤバくて巨大ですッ!」

「まさか、金若の次の戦略ッ?!バカな・・・早すぎる」

 信もちょっとおどろきはじめた

「あわてるな、ザコども。こんな真昼間からおれたちの目にとまるようにしてるやつらに、殺る気があるとは思えねぇ。こいつはなにかあるぜッ」

「行先変更ですね」

 竜牙達は電車をのりかえた。


金盧と書いて、コンロと読みます。

北の海の王です。


設定を書くのを忘れました。あと、少し改変しました


更に改変、物語を強化しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ