第二十六天 信の心配
電車は二時間くらいしてついた。
町はへたしたらきづかないような空気な町だった。
もし電車で駅名がなかったなら、初めて来た人はマジ気づかないで通り過ぎる
そんななんにもないとこだった。
「ずいぶんとさびしい町ね」
明江はいい町だと聞いていたのに、デパートの一つもなくてガッカリした。
本当になにもないのである。少し高いホテルのビルも四階建てくらいがせいぜいだッ
「しかし、落ち着くでしょう?」
朝霧は深呼吸をしてきもちよくなってた。
「この町は聖なるパワーにみちあふれてますからね」
「そうなの?」
「そうですよ。そんなこともわからないのですか」
と信はおこる感じ
「ねぇ、竜牙はどうなの?」
しかし明江はかわした。
「ああん?てめぇらがのんきすぎて笑っちまうぜ」
「え?」
「奴らは北の海からやってくる。それをしのいでんのがここだ」
「やつら?」
「魔のことです。ここが聖なるパワーに守られているのはやつらの攻撃をふせぐため。つまりここは前線基地ってわけです」
朝霧がやさしく説明した。
「すなわち、血塗られたバトルフィールドッ!」
「なんで・・・」
明江はビビった。戦争でもやるきなのか?そんなふうにおもった。
「なぁに、この町にいる間はほぼ安全だぜッ。何物をもよせつけない屈強な防波堤だからな。この俺が魔ならあきらめるぜッ」
「そうなんだ」
明江はほっとした。
「さて、行くぞ」
竜牙は先頭をあるきだした。
ぞろぞろと静かな商店街になぐりこんでいく。
「明江さん」
「なれなれしく話しかけないでッ!」
「・・・なんでもかまいませんが、親に電話なされた方がいいのでは?あなた黙って出てきてそれきりでしょう?」
むかつきながらも、信は言った。
信は成平家で電話を借りなかったのに気づいてた。よく見ているッ
娘である親が心配するのは当然である。しかし、℡しなければさらに心配がアップする。
しかし明江は無視
「竜牙ッ!あそこに屋台あるよ!」
「ああん?おッ!クジラ肉のフライ串じゃねぇか。これは食うしかないッ!」
「一緒に食べよッ!」
二人はクジラ肉を食べた。さっぱりした味で豚肉とは真逆の良さがある。豚肉が動なら、クジラ肉は静。対極するフライの王道だとおれは思った。
朝霧とか信は食べなかった。朝霧はフライが苦手だ。信はおきてで食べちゃいけないらしい。まったく面倒なやつらだ
低い家々をあっちゃらこっちゃら歩いて、小さな公民館みたいなとこについた。子供たちがジャングルジムではしゃいでる。
「おぅ!大人はいるか?」
竜牙はきがるに話しかけた。
「しらねーよ。バーカ!」
一人がまじめな顔して、言った。マジで竜牙たちを歓迎してないこの顔である。
「バ・・・」
「てめぇッ!ぶっ殺すぞッ!大人なめんなよッ!」
朝霧があせるまもなく、竜牙は切れた。背中から刀をぬきはちそうだった。ヤバい殺される
「なにごとですかッ!」
なんだか小屋からおっさんたちがうじゃうじゃでてきた。竜牙のただならぬ殺気を見て
「あんた何やってんですかッ!」
「みりゃわかんだろ。ぶっ殺すんだよッ!」
大声に大声で返した。
「あ?若僧がやんのか?いわすぞ?マジで」
おっさんが小屋から出てきて、日本刀を抜いた。
「ホゥ・・・いい気迫だ。そのまんま死ぬまでへばるなよッ」
竜牙がゆっくり刀をぬいた。
「竜牙、やめなさいってッ」
明江が止めようとした。
「うるせぇっ!おれが殺すって言ったら、そこには死しかのこらねぇッ!」
「だめですよ、彼らからは邪臭を感じません」
と朝霧も反対する。
「あなた方、大聖天様に刃をむけるということは、どういうことかおわかりか?」
「あ?大聖天だぁッ?!大聖天様が、こんなクソ野郎なわけなかろうがッ!」
「そうですか・・・。主にはむかう者であるなら、わたしも容赦はしませんよ」
信も冷たく殺る気である。ヤバいひじょうにヤバいッ
「おやめなさいッ!」
そんな空気の中にしわがれた声だがたくましいのが通った。そのかんろくにみんなビビった。
「首領ッ!」
ふりかえったおっさんが恐縮して土下座した。
みんな土下座した。
小屋のとびらにたってたじじぃはするどい目でにらみつけていたが、竜牙を見つけると、ほっとやわらんだ
「おぉ・・・。これはこれは竜牙さまではありませんか」
「知り合いなのッ!?」
明江は驚いた。
「フン・・・」
と竜牙は鼻で笑うと刀をおさめた。




