第二十天 異変
「朝霧ぃ!今度はあっちいこ!あっち!」
「えええッ?!」
明江があっちゃこっちゃ走り回るのに、朝霧はまだ終わらないのかとあせっていた。
女のロングショッピング。それはなによりも宇宙が生まれてから今にいたる歴史よりも長い。永遠の伝統なのだ。それを朝霧はなめてた。
「強烈だぜ・・・」
洋服やら靴やら買いすぎて、紙袋魔人だ
そうして20個目のブーツを買ったとき、
「あれ?朝霧はなにも買わないの?」
と明江が異変に気づいた。
「え、ええ・・・。まあ、わたしはよゆうですから」
「そんなことないよ。いつも同じ服だし、のびた君なの?」
「ちがうよ。じゃあこの俳句集を」
「シブッゲキシブッ!」
明江はビビった。朝霧はひきつった。
大通りから小道に入ったところの茶色い塗りの木造の木のうつくしい喫茶店でお茶した。
紙袋で床がうまってマスターがびっくりした。
「へい、マスター!ジャンボグレートウルトラハイパーパフェを一つ頂戴」
「わたしはアルデンテでおねがいします」
「へ、へい」
マスターはまたもや困った
「今日の竜牙はやさしかったな~。どうしちゃったんだろ?」
「・・・さぁ」
と困った顔をした
「いつ竜牙は帰ってくるの?」
「もうじきでしょう。買い物が忙しいんですよ」
「そっか。私より買い物が忙しいなんて、竜牙も好きなのね」
朝霧は困った感じで笑った。ヤバい
「は、俳句集でもよも~かな~」
「ねぇ、朝霧ぃ。わたし竜牙のこと好きなんだけど」
「え?」
「いや、愛してるんだけど、どうしたらいいんだろ?」
「え?マジで?!え?えええええええっ?!」
朝霧はてんぱった。ふいうちすぎる恋愛相談だ。
「うん。ガチ。でも竜牙は冷たいんだぁ。なんであんなに冷たいのかな?氷でも体に入れられてるのかな?」
「いやいや」
「もしかして、わたしのことが嫌い?」
明江は涙目
「ふむ・・・」
明江がまじめすぎて、朝霧もまじめにならざるをえなかったッ
「わたしいない方がいいのかな?」
「そんなことはありませんよ。もしそうならあなたはぶっ殺されてます。たぶん、あなたを戦いにまきこみたくないんでしょう。わたしたちの戦いは血なまぐさい。あなたを血でけがしたくない。きっと誰よりもあなたのことを守ろうとしてるんだと思います」
「えぐっ・・・えぐっ・・・ありがとう」
明江はめっちゃ泣いてた。
アルデンテとパフェがきた。でもめっちゃ困った。
とりあえず、アルデンテを手に取って、口に運んだ。ほろ苦さが口に広がった。
情緒を気合いれて書きました。




