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第百八十一天 激情激突ッ!覚醒めし竜牙の力ッ!!!

覚醒(めざ)めたか・・・」

 世界王は、席を立ち上がった。

「右京、左天」

 と、呟くように呼ぶ。そんな小声でも、彼らはすぐにやってくる。

「「はい、こちらに」」

「世話になりました。刻が来たようだ」

 二人は何も答えなかった。ただ、黙って下界のふすまを生み出した。


―――まるで、自然の摂理が働くようだった。




「なんだ、貴様はッ!?竜牙か?」

 黒王はその猛々しい聖なるパワーの瀑布に、思わず息を呑まれたッ!なんせ、さっきまで虫の息だったのに、いきなりである。

 竜牙はなにも語らなかったッ!向けられた眼差しに黒目はない。気を失っているのかと思えたが、白光が溢れだしていたのだった。


―――刹那中の刹那にッ!


 竜牙の姿はふいと煙と化したッ!

「ッ!ふごぁッ!!!!!」

 黒王は驚くひまに、側頭部を背後から蹴り飛ばされたッ!!!

「ぬぅッ!!」

 と、黒王は苦そうな顔で体勢を立て直す。なんというスピードッ!黒王ともあろう者がまったくその姿を捉えられなかったのであるッ!!!


―――そしてッ!!!


 体勢を立て直した目の前に、もうすでに竜牙はいたッ!

「なッぐぉッ!!!」

 鋭いボディブローが、鉄槌のようだッ!!!しかも、うずくまらないッ!パワーがありすぎて、またふっとばされて人間ピンボールッ!!!!


「図に乗るなッ!虫けらがッ!!!」

 黒王もただでは吹き飛ばされないッ!そのまま、刀を振り回して己を刃の渦と化すッ!これなら近づけまいッ!


―――と、思っていたッ!!!


 竜牙はその鋭きハーン・クレールの刃を、なんとなんとッ!素手で受け止めて、止めのアッパーカットが、岩盤に打ちあがる波しぶきのごとくだッ!!!!


「ふしゅううううううう」

 竜牙はよいんにひたるかのように、深く息を吐いた。

 黒王は口中を血だらけにしながら、降り立つ。


「なんだ、そのパワーはッ!・・・新たな必殺技か?それとも、風前の灯火が見せる一瞬の煌めきなのか?」

 さすがの黒王もビビらざるを得なかった。なんてったって、五神武の一撃を素手で受け止めて、反撃をくわせてきたのだッ!




「さすがの黒王も驚いているようだな。黒王は竜牙のすべてを奪ってしまった。それが故に、彼の怒りは沸騰爆発した。しかし、大聖天としての志、そして明江や仲間たちへの想いが彼の堕天を踏みとどまらせ、黒王の破壊を欲し欲望の業火に身を焦がされつつも、明るい未来を願う聖なる気品を兼ね備えた聖と魔入り混じる、超越者と成りえたッ!これぞ、伝説の超聖天ッ!」


―――超聖天ッ!!!


 世界王は、誇らしげに一人つぶやいた。しかし、すぐさま深刻な顔となる

「だがしかし、超聖天となりえた者は、その強大過ぎる力ゆえに、急速に寿命を縮める。急がねばなるまい。それでいて、確実に竜牙と接触せねばなるまい」


 世界王はマジな顔で、この壮絶な戦いに一瞬の隙を見出そうとしていたッ!!!




「・・・そうか、貴様、怒っているのだなッ!この我に本気で怒っているのだなッ!?ハッハッハッ!いいぞッ!快感だッ!今の貴様には我に対するためらいが微塵もないッ!そのまっすぐな殺気たまらんぞッ!さぁ、我の首、取って見せよッ!!!」

 黒王の漆黒の四足が鋭さを増したッ!!!100%の力に、精神が引き締まり、深黒のオーラは洗練された鮮やかさをおびるッ!!!


 竜牙はやはり何も語らないッ!そして、消えるのみッ!!!

 だがしかしッ!今度は黒王も目で追えているッ!研ぎ澄まされた集中力が、竜牙のそれに追いついたのだッ!!!!!!!!

 竜牙の拳に、漆黒の爪が合わさり、拳にその鋭いのが突き刺さるッ!

 竜牙の拳から、光が粉のように舞い散るッ!もはや、彼の肉体は血液までをも、光と化していたッ!!!!そして、それは黒王と同じく、ダメージをもろともしないのだったッ!!!

 動きを止めずに、竜牙はクランツ・クレールでさらに斬りつけてくるッ!!!!黒王は、三つの爪で受け止める。だがしかしッ!撃ち合わさった瞬間ッ!光が爆発したッ!

「うぉッ!!!!」

 衝撃に黒王は吹き飛ばされるッ!


―――重いッ!重すぎるのだッ!!!!!


 竜牙は休まず、突貫だッ!クランツ・クレールを今度は両手にしているッ!黒王はそれにハッとしたッ!

 貫いたはずの手がもう完治しているッ!!!!回復が速すぎるッ!!!!

 黒王はがっしりと四つ脚を組み合わせて、受けの姿勢だッ!!!片手で吹き飛ぶ威力なのだッ!

 両手での五神武が振り下ろされたッ!


 白い爆発が起こったッ!!!

 溢れだす超聖天の光のパワーは、両手の一撃でも、威力がラストシャイニング100発分ッ!!!


 黒王は荒い呼吸をして、苦しそうだった。

 四本でしっかり受け止めるはずの爪は粉々に砕かれていた。そして、肩口から深々と、竜牙の五神武は斜めに刺さっていた。


―――だがしかしッ!!!


「刃・・・止めたぞッ!」

 黒王は血を吐きながら、ニヤリと笑って見せるッ!

 そして、危ないッ!繰り出される黒王の螺旋のダークッ!!!!


―――ブラックスパイラルッ!!!!

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