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第百七十九天 奥義発動ッ!黒王どうするッ!?

「決まった。黒王は五神武に選ばれし者ではない以上、力を引き出す事はできない。黒王が奥義を受けるのは二度目、しかも先ほどよりも強い奥義を受けて、さすがに生きてはいられまい」

 世界王は勝利の確信に満ちた表情で、下界の行く末を見守っていた。

 すべては世界王の筋書どおりだったッ!そして、その通りに竜牙は見事実行して見せた。竜牙よ、よくやったッ!!!これで、闇の脅威から救われよう。




―――スレイブ・ザ・シャイニング・スターライト


 宿る七色の光は、レインボーのプリズム。すなわち希望の光ッ!!!

 愛・夢・友情・勇気・癒し・許し・慈しみのエッセンスがこめられたプラスのパワーである。

 大気中に眠るそれらの気運を光に変えぶっ放す、聖なる志を持つ者以外には扱う事の出来ない最終奥義。

 しかもッ!竜牙は光の属性を宿している。五神武クランツ・クレールも光属性だ。武器と使用者の属性が合わさる事により、装備するだけで10倍の戦力が上がるところを、10倍×10倍で100倍となる。

 黒王はもう死ぬしかないのだ。




 黒王に迫る希望の波ッ!今の希望・・・それは闇の死ッ!!!

 光の量は凄まじく、世界は真っ白に包まれ、七色がかわるがわる眩しい。

「これ・・・ほどだとッ?!」

 と、黒王もまたその圧倒的な絢爛なる光に目をキョロキョロさせていた。もはや、黒王のすさまじい深黒のオーラは、光のインフィニティーの中で、小さく追いつめられるようだったッ!


「希望を抱いて眠れ」

 竜牙の五神武から、光が解き放たれるッ!!!

 隕石のごとき巨大な閃光が、ゆっくりと黒王に迫るッ!避けられるとかいうレベルじゃないッ!!!

 しかし、黒王自身、避ける気もなかったッ!!!


「これが貴様の希望か。ならばその希望打ち砕き、我が野望の糧とするまでッ!!!」

 黒王がハーン・クレールを構えるっ!

 刀身の腹を顔面に向き合うように、独特の構えだったッ!そしてッ!迫る光により、作り出される深い影ッ!その陰に黒王はシャドウ・イグニッションだッ!聖なる神器により生まれた影は、表裏一体、混沌の闇そのもの。ハーン・クレールは炎属性だから、生まれる闇の光に炎がまとい、怨念の炎魂と成す。闇はハーン・クレールにしみこむようだ。そして、白光輝く刀身の真ん中にうずまく闇のうずッ!

 光にふちどられたそれは、まるで日蝕のようだッ!!!


「我がこの五神武、御さずにおいたと思うたかッ!光あれば影あり」


―――ブラックバーンブラストッ!!!!!


「「なにッ!?」」

 ガタリと世界王が椅子から立ち上がったッ!これには驚いたッ!!!

 五神武は聖天による、聖天のための武器。聖なるパワーを持たぬ者、持ち主にふさわしいと認められる者には、力を貸さぬばかりか、反発し、使用者の肉体をも滅ぼす脅威の聖剣ッ!!!

 それを魔でありながら、使いこなしたというのかッ!馬鹿なッ!有り得ないッ!!!


 だがしかしッ!

 立ち上った黒炎は、光を食い破るがごとく、ブラックに爆発するッ!その爆発は爆発を生み、まるで爆発が増殖するようだ。


「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

 ついには光と闇が拮抗ッ!!!!!パワーの押し合いとなりかけたが、光も闇も風船が割れるが如く砕け散ったッ!!!


 馬鹿なッ!渾身の必殺技が相殺されたッ!?

 黒王は、魔にしてもともとは炎を操りし火属性の聖天ッ!ハーン・クレールとは相性抜群ッ!使いこなせば、最大限の力を発揮する事ができるッ!!!

 ただしッ!黒王は魔だった。そのぶんだけ、威力は衰えた。だがしかしッ!それでも竜牙の完全ジャストフィットな必殺技を相殺させてしまうのだから、その力、もはや神ッ!!!


「フフフ・・・ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!貴様の希望の光、食ろうてやったぞッ!!!!」

「ちッ!」


―――ヤベェ・・・奥義を放った反動で、全身が悲鳴をあげてるぜ。動けねぇ


「世界は闇に呑まれる運命だったようだな。竜牙よ、我が野望の礎となるが良い」

 黒王の姿が消えるッ!必殺技を打った直後だというのに、まだそんなに動けるだとッ!?

 だがしかもッ!竜牙は今の一撃にすべてを託してしまったッ!!!まったく反応できないぃッ!

 黒王の滑らかなライダースーツの膝が、みぞおちに食い込むッ!そして、すさまじい弾力をもって、竜牙ははじかれるッ!遠くの雑木林まで突っ込み、バキバキバキと突き抜け、山肌に全身を打ったッ!だがしかしッ!黒王は休む暇を与えないッ!竜牙の身体は山腹にはねているというのに、もう来ているッ!今度は頬を蹴り上げたッ!天へと舞い上るッ!そしてッ!宙へと上がった先には、もう黒王がいるッ!漆黒の四本脚が得物を狙いすましているッ!!!

「ヒャアアアアアアッ!!!」

 四本の爪が竜牙の四肢に食い込むッ!そして、そのまま大地へ押し付け、刺し貫いたッ!


「グハァ」

 竜牙に抗う力なき今、肉体は黒王のおもちゃ以上になりえなかったッ!!!

 しかし黒王は容赦ないッ!!!倒れた竜牙の額を踏みつけたッ!!!


「闇にひれ伏せ、竜牙」


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