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第百七十七天 光陰相差ッ!解き放たれる暗黒なる深淵ッ!!!

「ッ!?」

 竜牙は黒王の不気味な笑顔を見逃さなかったッ!そこから、恐ろしい予感を察知して、偶然か、それとも天性の勘からか、即座に刀へ光を集中させたッ!


―――ラストシャイニングッ!!!


 生まれた光が影を打ち消すッ!黒王が放つその瞬間に間一髪間に合ったのだッ!

「ッ!」

 純粋に生み出された閃光は、黒王の脇腹をえぐったッ!!!


「・・・完全に化け物だな。同じ聖天だったとは思えないぜ」

 竜牙はひきつった笑みだ。腹をえぐられたってのに、平然と笑顔を向ける黒王を前にしているのだから、仕方がないッ!!!

「化け物にだって何にだってなれる。魔は貴様らのように縛られない。それが強みよ」

「ハッ!縛られてねぇ、自分を縛る事もできねぇから、てめぇはクズになりさがったんだろう?」

「・・・死ねば、すべては戯言よッ!」

 黒王のパワーが強まったッ!皮膚はもう九割方、回復していた。脇腹ももとに形に戻りつつあるッ!そして、四足の鋭い爪はさらに研ぎ澄まされ、黒びやかな艶を帯びているッ!!!


 だがしかしッ!竜牙はビビらないッ!!!


「殺してから言うんだなッ!!!」

 シャイニングアーツで、黒王の目の前だッ!斬りつけるッ!だが、あっさりと、漆黒の脚に阻まれるッ!そしてッ!!!やはり、黒王のよゆうっぷりッ!!!


「その攻撃はもう見飽きた。貴様のスピードなど、我には恐れるに値せぬわッ!・・・先ほどの礼をしてやろう」


 黒王が勝ち誇ったうす笑みだッ!なんと、もう腕が動くッ!回復してやがったッ!!!

 ハーン・クレールがドリルのごとき、螺旋の闇を作り出すッ!!!


―――やべぇッ!


 竜牙は離れようとするッ!だがしかしッ!!!漆黒の四足が、押さえつけるがごとく、五神武に絡みついたッ!

「塵と散れッ!」


―――ブラックスパイラルッ!!!


「うおおおおおおおおッ!」

 絶体絶命ッ!竜牙は光のパワーを刀身に爆発させたッ!五神武が白光に輝くッ!そして、全身全霊の力は、漆黒の足の一つを切り裂いたッ!!!

「なにッ!?」

 引いてもだめなら、押してみろッ!!!竜牙は五神武に光のパワーをくっつけたシャイニングソードで、そのまま切り込んだッ!!!


 絶対致死の黒槍が竜牙を貫くッ!!!!そして、それは野を滅ぼし、林を滅ぼし、山を滅ぼしたッ!!!黒槍の通った道は何も残らない。


―――だがしかしッ!!!


 黒王の顔はイラ立ちフェイスだったッ!!!

 竜牙は残っていたッ!左ももを押さえて、立っていた。シャイニングソードはブラックスパイラルの闇の力にあっさりと砕けた。だが、ギリでブラックスパイラルの進行をそらせたのだッ!まさにラッキーッ!!!


 竜牙は転がるようにして、距離を取った。

 黒王の砕かれた闇の足はすぐに復活したッ!!!ただのダークパワーだから、回復も早いッ!!


 黒王は目を閉じた。そして、

「・・・フッフッフッフ、ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 笑い出すッ!!!


「我の暗黒パワーを打ち破るとはなッ!貴様の力、侮っていたわッ!!!さすがは大聖天竜牙ッ!さすがは我が宿命ッ!!!戯れでは勝てぬというわけかッ!良かろうッ!我はこれより全力を以て、貴様を屠るッ!!!貴様に敬意を表し、全力を以て、貴様を屠るぞッ!!!!!!」


 黒王の深黒なパワーがトルネードに巻き上がりッ!大爆発するッ!!!それは、天を衝き雲を裂きッ!地面は怯えて、震え始めるッ!!!


―――本気にさせてしまったッ!!!!!


「・・・まだ、あがんのかよ」

 と、さすがの竜牙もぼやいた。

 だがしかしッ!!!手がないわけではないッ!!!


―――懐の黄金の丸い瓶が、ここに来て光を放つッ!!!


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