表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/185

第百六十四天 意思継承ッ!奥義破れたりッ!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


「五閃さんの意思、わたしが引き継ぎます。・・・御聖院支配人、二階堂 光良。わたしはあなたを必ず殺す」


 信の目が鋭く光ったッ!この決意は絶対に揺るがないッ!殺すと言ったら、殺すのだッ!!!


 だがしかし、相手はあの光良であるッ!

「ホッホッホ!威勢が良くて、よろしい。じゃが、その体でできるかな?」

「ぐッ!」

 信は一歩足を進めた瞬間、激痛が脳天を突き抜けるようだったッ!

 光良の黒手傀儡拳によって、信の体は限界をはるかに超えて酷使されていたのだッ!その反動が今、信の意識に訴えかけていたッ!!!


「ホッホッホ!指一本動かすのにもままあるまい」

 だがしかしッ!信は軽く微笑んでいるッ!

「・・・フフ。これしきの事」


 信は深く息を吸い込んだ。辺りの大気がわずかに揺らいだ。そして、その見えぬ気は信の体へと集まり、清廉な気品を備えた白き聖なるオーラとなる。それらのオーラは大きくなり、優しく彼の体を包み込んだ。

「ホホゥ・・・。その技は?」

 と、光良は髭をいじくりながら、興味深そうだッ!

「白桜寺剣術 桜甲・白枝気(オウコウ・ビャクシキ)ッ!」

 信は一歩歩いてみせる。平然としている。そうッ!この技は動かない体をまとわせた聖なるパワーによって無理矢理に動かす高等技だッ!これを使える者は、死の間際まで恐ろしき戦闘能力を維持できるッ!!!


「素晴らしいッ!さすがはワシの見込んだ男。じゃがッ!もう一つ致命的な問題があるのぅ」

「問題?」

「それは・・・」

 光良の姿が消えたッ!!!

「信さん、後ろですッ!」


 背後から刃が迫るッ!!!

 信は動かないッ!当たるかと思いきや、寸止めだッ!光良のこのよゆうッ!!!

「そなた達に、ワシを操る術がない。つまりッ!ワシは邪聖双転を自由に使う事ができるッ!そなたは使えないッ!この差はどうするのかね?」

「何故、そのまま首をはねなかったのです?よゆうのつもりですか?」

「何ッ!?」

 これには、光良もしかめ面だッ!完全に追い切れてなかったくせにッ!!!

「あなたが邪聖双転を使ったところで、あなたの死には何の支障もありません」

 と、信は多少小ばかにした微笑みで、クールに決めたッ!


「吠えたなッ!ならば、その首。望み通りにはねてやるわッ!」

 光良の姿が再び消えて、超移動だッ!

「今度は上ですよッ!」

 遠くから見守る朝霧は、光良の動きがよく見えるッ!

 だがしかしッ!信は追いきれてないッ!刃が振り下ろされるッ!ヤバいッ!脳天カチ割りだッ!

 だがだがしかしッ!すんでのところで、信はなんとその超速刃を見事受けて見せたッ!!!


「なにッ!?」

 と、光良は驚いて距離を取ったッ!信は静かなる笑みをたたえ、その瞳には光良の死体しか見えていないッ!

「朝霧さん!」

「なんです?」

「アドバイス・・・感謝痛み入りますが、今のわたしには不要です」

「ッ!?・・・わかりました」

 朝霧は驚きながらも、今度はノーアドバイスに徹するッ!なんだとッ!信には見えているというのかッ!

「邪聖双転は、もうわたしには聞きません」

「まぐれで防いだくらいでいい気になりおって。今度はアドバイスもないぞッ!待つのは、紛れもなく己の体を遠くに見つめるそなたの首じゃッ!」

「フフフ・・・試せばわかること」

「言われるまでもないッ!」

 またもや光良の超移動だッ!今度は後ろッ!確実に首をはねていくラインだッ!

 信の首筋に刃がふれんとする。その瞬間、光良はようやく異変に気付いたッ!ぐにゃりと何かが歪んでいるッ!!!この、信の白き聖なるオーラに刃が触れた瞬間にだッ!

 信は光良の刀をかすらせるように受けたッ!そしてそのまま、逆に首をはねようとするッ!

「ホオオオオオオッ!」

 光良は奇声をあげた。信の斬撃に死を見た。その恐怖からだったッ!

 後ろへ転がり、信の斬撃をかろうじて避けたッ!思わず首をなでた。首は・・・つながっているッ!

 光良の頭からヤバい汗がしたたるッ!


「ホ・・・ホッホッホ!まさかこんな形で封じてくるとはのぅ。これが天才かッ!」

「フフフ」

 信はクールに睨みながらも、笑って見せる。まといし白き聖なる気の勢いが増したようだ。処刑人の気風が強く漂うッ!

 邪聖双転を二度防げた秘密ッ!それは桜甲・白枝気にあったッ!

 信の白枝気は、体を無理矢理動かすだけにとどまらず、それに改良を加え、聖なるパワーを外へと発散していたッ!邪聖双転は、聖であれ邪であれ、それぞれの力に大きく作用される。光良の刃はその聖なるパワーに触れた瞬間、聖と邪のバランスが崩され、勢いを殺されていたのだッ!


「これでは、邪聖双転も使えぬのぅ。ホッホッホ!久々に血が騒ぐ。よろしい!ならば、京都守護職を恐怖に陥れた暗黒剣術。その目に見せてやろう」

 光良の白刃が、漆黒の毛のごとき艶やかな闇を帯びたッ!これが光良の本気だッ!

 

―――人間最強決定戦がついに始まったッ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ