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第百四十九天 緻密戦略ッ!迫るッ!肉体装甲車ッ!!!

 ガギャアアアアアンッ!!


 鋭い斬響が鼓膜を破る勢いだったッ!

 ふりきった豪腕に、くるくるときりもみ回転する信の姿があったッ!

 華麗に着地する信、思わず攻撃の手を止めた金明。


「フゥ~」

 と、信は息をついた。

「ホゥ・・・防御するかと思いきや、さらに攻撃を繰り出してくるたぁ驚いたぜぇ。攻撃は最大の防御ってか?」

 しかし、命拾いしたってのに信の顔はすぐれないッ!金明にもそれはハッキリだッ!

「だが、終わったな。おめぇの刀はもう使い物にならねぇぜ」

「・・・」

 そうッ!北王子流水の刃は今の一撃で、半分に砕け散ってしまったッ!

「クソ・・・ダニエルッ!」

 信は刀に無事を聞いた。


―――・・・俺はまだ・・・戦える


「では、わたしも戦わないわけにはいきませんね」

 信はキッと金明をにらんだッ!

「まだやろうってのか」

「やれることは・・・」

 信の姿が消えたッ!超速の歩法は、金明には捉えられないッ!

 一瞬にして死角に回り込んだッ!


「あるッ!」

 信は袈裟に斬りつけたッ!だがしかし、なんて事だッ!刃が金明に届いてないッ!

「バカがッ!刃が短くなったのを忘れたかッ!」


―――否ッ!


「うぉうッ!」

 金明は遅れてきた衝撃に動きが止まったッ!出たッ!桜華・しだれッ!

「やるじゃねぇか!刀を直接当てねぇ攻撃とはなッ!だが・・・」

 だがしかしッ!必殺の一撃も、金明は衝撃によろめいただけで肉体を傷つけるまでには至らないッ!なんてマッスルだッ!

 信は素早く距離をとって、立て続けに繰り出すッ!


―――散桜・桜吹雪ッ!


 出たッ!一対多の範囲攻撃技だッ!無数の桜の刃がまさにMI・YA・BIッ!

 金明の体を吹き抜けて、直撃だッ!

 だがやっぱりッ!

「ガッハッハッ!涼しいッ!涼しいッ!そよ風だぜッ!」

 まったく彼の肉体には通用しないッ!なんて硬さだッ!からのッ!距離を詰めてくるッ!

「くッ!」

 信は距離を取るッ!

「そんなへっぽこ攻撃じゃ俺の体は傷つけられねぇよッ!そろそろ死ねやッ!」

 と、金明はさらにスピードをあげたッ!もう信の攻撃を恐れていないッ!ヤバいぞッ!信ッ!


―――どうするッ?!使うかッ!?だが・・・


 信は迷っていた。奥の手はある。

 そうッ!散桜・芝桜だッ!あの金若を一撃で瀕死に追い込んだ奥義ッ!よゆうぶっこいてる今なら当たるッ!たぶん、あの屈強な肉体をも貫き、少なくとも瀕死くらいには追い込めるはずだッ!だがしかしッ!芝桜は刀を致命的なまでに酷使するッ!ダニエルも言っていた。使えるのはあと一回ッ!使えば刀は砕け散り、信は丸腰となってしまうッ!

 長年連れ添ったダニエルとの別れは覚悟できているッ!金明と刀を差し違えさせるのにビビってはいないッ!あとは・・・。

 なんとッ!信は戦いのさいちゅうだってのによそ見をしやがったッ!

 見てる先は、五閃の方ッ!

 これを使うにあたって、もっとも重要なのは、五閃が金卑を倒せるかどうかだッ!

 ここで芝桜を使い金明を倒したとしても、五閃が金卑に敗れてしまえば完全に不利ッ!


―――この戦いは、むずかしくて不安定なとっても複雑な戦略が必要なのだ・・・


 だ・が・な・ん・とッ!

 信が五閃を見た刹那ッ!目を丸くしてびっくりしたッ!


―――どういう事だッ!!!


 金卑は脇腹を抑えて弱っていたッ!だが、そんな金卑を目の前にしてるのに五閃は背を向けて、こちらに来ようとしているッ!一体何をされたって言うんだッ!

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