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第百二十九天 宣戦布告ッ!新たなる待つ旅ッ!

 翌朝、竜牙たちは、座卓を囲んでブレックファーストだ。囲んだ座卓もそうとうな年代モノで、傷が生きてきた証のようである。古い旅館の朝はいつも通りおだやかで、それは古さからくる貫禄に違いないッ!


「これからどうするんです?」

 焼き鮭を口に運びながら、朝霧は言った。

「さぁな」

 竜牙は迷いがなく適当な返事ッ!

「行くあてのない旅・・・ですか」

 信は一人つぶやくようである。

「フン・・・俺はただ待つだけだぜ」

「待つ?もしかして、黒王を」

「奴は必ずやってくるッ!俺の息の根を止めにな」

 竜牙はニヤリと笑った。

「しかし、黒王は大聖天様が生きているという事を知っているのでしょうか?」

「ハッ!それをこれから知らしめにいくんだろ」

「え?」

 竜牙は飯を勢いよくかっこんだッ!そして、立ち上がったッ!

「どこへ?」

「ちょっと目潰しにな」

「待ってくださいッ!」

「あん?」

「わたしも行きますッ!」

 朝霧が慌てて、鮭の骨もかまわず飲み込む慌てっぷりなのだッ!

「早食いは体に悪いぜ?」

 と、優しいウィスパーをのこして、竜牙は部屋を出た。


―――前よりクールになっているッ?!


 信は驚きながら、そういう自分も支度を急いでいた。




「俺は大聖天竜牙、今からてめぇをぶち殺しにいくぜ」

 竜牙はすんだ青空に殺意のスマイルだッ!ひゅっと五神武をふるうと、目玉が崩れ落ちたッ!

 そう、目玉の主に宣戦布告をしたのだッ!!!


―――ピピピピピピピピピッ!


 その痛みは主であるコルゲンに伝わった

「ぐぉあッ!またしてもッ!・・・来るか、大聖天ッ!望むところッ!」

 片目をおさえながら、苦しそうだ。だがしかしッ!みなぎる闘志は、大聖天を前にしても揺るがないッ!!!殺意だけはコルゲンも負けていなかったッ!

 コルゲンはすぅっと立ち上がると、移動を始めたッ!対竜牙専用バトルフィールドを用意していたッ!さすがは知略家ッ!準備にぬかりはないッ!

 そして、さらにッ!


―――ピピピピピピピピピッ!


「ぬッ!」「おッ!」「うむ・・・」「はッ!」「フッ・・・」

 コルゲン選りすぐりの猛者たちが一斉にその体を起こしたッ!

 竜牙たちを倒すために集められた精鋭だッ!


「さぁ、始めましょう。私の戦争・・・」




「おい、じじいッ!できてんだろうな?」

「あああッ!来やがったか!頭いてぇッ!そいつ置いてこいよッ!頼まれたもんは、ついさっきできたところだ」

 菊治は五神武の聖なるパワーに頭をやられて、のたうち回っていたが、昨日よりも元気がなかった。体中に汗をかいて、目にくまつくって、少し疲れているようだ。まさかの徹夜での作業というやつかッ!さすがプロッ!

 菊治は深緑の包みを広げた。じゃらりと青白い輝きが宝石のようだ。

「おぉ・・・」

 と、朝霧も信も思わず声をあげた。その吸い込まれるようなよどみのない完璧にして精巧な作りは、思わず手に取ってみたくなるほどファンタジー。

「てめぇらはふれるなよ。俺のマイナイフだ」

 竜牙は注意して、信はハッと、思わずのばしかけた手を止めた。

「どうじゃ!?」

 菊治が満足げな顔だッ!

「フン・・・てめぇはこいつだけが取り柄だからな。いくらだ」

「400万」

「ほらよ」

 竜牙はあっさりと札束をぶん投げるッ!その姿に朝霧たちはぼっとした。安心と信頼の関係がそこにはあったッ!!!

「じゃあな」

「ああッ!さっさと出てけッ!」

「おっと、忘れるところだったぜ」

「あああッ?!まだなんかあんのか?」

「こいつもらってもいいか?」

 と、棚に飾ってある刀を竜牙は指さした。それは何の変哲もないただの刀だった。だがしかしッ!そんな刀でも10万以上は余裕ッ!

「あんた、おちょくってんのかッ!?」

「もらってもいいんだな?」

「そんななまくら、売りモンにはできねぇよッ!勝手にしやがれッ!とっとと出てけッ!」

「フン・・・てめぇらしいぜ」

 竜牙は手に取って、店を出た。


「ただの刀なんか、どうするんですか?」

「あん?ただの戯れだ」

 竜牙はニヤリといたずらな笑みだ。


「さて、おっぱじめるとするか」


大変!大変!た い へ ん!お待たせしましたッ!

私事でPCのない環境にあった為、更新が滞ってしまいました。

また本来休載と設定しておくべきところをせず、続きを楽しみにしていてくださっている方々にご迷惑をかけたことを、深くお詫び申し上げます。


これから、完結に向けて、できる限り毎日更新ができるよう尽力する所存であります。毎日16時更新となります。

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