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第百十二天 一発逆転ッ!?狙えッ!黒王の弱点ッ!

「うぉぉぉぉぉぉぉッ!」

 竜牙は起き上がって、超高速で小屋へ走ったッ!間に合えぇッ!!!

 小屋に前に滑り込むように止まると、即座にぶっぱなしたラストシャイニングッ!

 五神武を使ったすさまじい閃光が無数の黒い塊を包みこんだッ!しかし、逆属性の闇は反発して、その一発一発は光を突き破ろうとのしかかるッ!

「ちぃッ!」

 竜牙はガクッと膝をつきそうになるが、必死にこらえた。そして、死ぬ気でパワーを注ぎ込んだッ!

 洪水のように溢れる光がようやく闇を呑みこんで、空へと抜けたッ!

「ホゥ・・・」

 飛び来る光をかわして、大地に降り立った。


「最初からそれくらいの力で来い・・・。今のは防げるようにわざと遅くしてやったんだからな」

「・・・ハッ!負け惜しみとは笑えるぜ。てめぇの必殺技は俺の必殺技に敗れた。それだけだ」

「必殺技?ハッハッハ!今のが我が最大級の技だと思っているのか?貴様に覚えのある技を使ってやっただけだ。ほんの戯れよ」

「ッ!・・・今度は俺の番だぜ」


 竜牙の姿が消えたッ!さっきよりもはるかに速いッ!

 そして、三日月のような動きで・・・あッ!これはまさかッ!

「あの技はッ!?」

 信も思わず声をあげたッ!

 瞬閃なる速度で、黒王の背後を取ると、そこからラストシャイニングだッ!


―――クレセントバックスラッシュ×ラストシャイニングッ!


 朝霧の技をパクって合わせ技にしやがったッ!

 白光は黒王の背中を呑みこんだ。だがしかし、ぞくっと恐怖がして、速攻で下がったッ!


―――ブラックサンダーッ!!!


 幾筋もの黒い雷が黒王と一緒に地面に突き刺さったッ!

「その技は見ている。貴様の仲間の技だろう?そんな小細工が通用すると思ったか」

 竜牙はギリギリでブラックサンダーを避けたつもりだった。だがッ!早すぎた二発の雷撃は竜牙の体をえぐっていて、どろどろと血がでていたッ!

 だがしかしッ!それでもッ!竜牙の目は死んでいないッ!逆に、生きていたッ!

 それは奴の根本的な弱点を思い出していたからだったッ!逆に、戦闘の中でよく気づいたものだッ!


 あの完全無欠な黒王の弱点・・・。それは、竜牙が出会ったときから知っていた。

 五神武ハーン・クレールのグリップにくっついたあの気持ち黒い虫だッ!

 五神武は聖なる武具であるッ!それはいかなる者であろうと、魔を宿していれば、手にすることはできないッ!

 手にすれば、すさまじい神のパワーを目の前にして、よだれを垂らしながら死ぬ

 だがしかしッ!それを無理やりに可能にしているのが、あの刀についた闇に違いなかったッ!


―――つまり、あの闇をぶち殺せば、五神武は聖なるパワーを存分に取り戻して、やつを倒せるッ!

 ・・・いや、倒せないにしても、丸腰にできるッ!これは大きいッ!


 竜牙はそれを狙っていたッ!

「うぉぉぉぉぉッ!」

 叫びながら、竜牙はつっこんでいく。とつぜんがくんと姿勢が落ちた。

「ハッ!ふらついているではないかッ!」

 黒王が即座に目の前で、体を支える代わりに殺しの一撃ッ!

 竜牙はまた光をまとって、なんとか受けると距離を取ったッ!そこからのラストシャイニング連続射撃の大盤振る舞いだッ!

 竜牙は五神武の聖なる助力によって、全体的なパワーも上がっていたッ!それゆえ、こんな無茶が可能になっていたッ!!!

 細めたラストシャイニングの光は、まるで槍のようだったッ!当たれば絶対に貫く光の槍だッ!

 黒王の肉体とて、必滅の光をくらえば、風穴であるッ!


「・・・ブラックダークネスッ!」

 黒王の五神武が黒く染まったッ!闇の力で満たされたそれは、いかなる光も通さないッ!!!

 飛び来る無数の光速の槍を黒王は弾き飛ばしながら突っ込んでいったッ!

「馬鹿なッ!何故、かわせるんだッ!奴の動きは光速をも超えているのかッ!?」

「ハッ!馬鹿めッ!たとえ光速であろうとも、貴様の刀の軌道を見ていれば、くる場所は予測できるわッ!」

「ッ!!!!」


 黒王はあっという間に距離をつめた。

「しね」

 黒王は無慈悲にも刀を振り下ろす。竜牙が肩口からバッサリと切れていく。

「竜牙ッ!!!」

 明江が叫んだッ!死んだッ!と、誰もが思ったッ!だがしかしッ!竜牙はとつぜんに白光に染まったッ!

 その白い光は散って、美しい光の舞だ。小さな光はよく見ると、桜だったッ!


―――桜華・現花霞ッ!!!またしても、パクりやがったぁぁッ!!!


 さきほど、がくんと姿勢を落としたのは、よろけたのではなく、信が使った白桜寺の枝を拾ったのだッ!

 そして、ラストシャイニングを連射することによって、黒王の動きを一直線に注意を自分へ向けさせたッ!

 まさに、功名なる計略がそこにはあったのだッ!


 竜牙はそれを使って、ほんの一人分だけ横にずれていたッ!そして、光の刀で黒王の五神武を斬りつけたッ!

「ぐッ!」

 五神武の力とラストシャイニングの力が合わさった力で、五神武についた黒い虫にアタックだッ!

 ラストシャイニングの光の力と黒い虫の闇の力は相反する物。ただ、ぶつかっただけでは、相殺ッ!いや、黒王の方が実力がある分、敗れただろう。

 だがしかしッ!そこに五神武自体の攻撃力を加えると、


 五神武+ラストシャイニングの光の力>五神武-黒い虫の闇の力


 となるッ!黒王の持っている五神武は闇の力によって弱められている分、竜牙の方のパワーが勝るのだッ!


 黒い虫は、五神武の一撃を受けて、光の亀裂が入ったかと思うと、砕け散ったッ!

 闇の束縛から解放された五神武は白い柱を吹きあげたッ!


「うぉあああああああああッ!」

 黒王はその聖なるパワーに呑まれたッ!


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