表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/185

第百三天 朝霧山下りッ!不穏な空気ッ!

 家でランチを食べた後、キヨが鉄パイプのリュックみたいなのを背負っていた

「どっこいしょ」

「どこへ行くんです?」

 朝霧は心配そうだ

「夕飯の買い物よ」

「夕飯ッ!?まだ12時ですよッ!」

 朝霧はおどろいたッ!

 そりゃそうだッ!午後の4時くらいに自転車でババァッと買い物してくりゃいいだけの話

「こんな場所で、こんなばあさんだからねぇ。時間がかかるのよ」

 キヨはにっこりだ。それにしても、このハードワークを毎日こなしているなら、この年になっても衰えないわけだッ!

「大変でしょう。わたしがいってきますよ」

 朝霧もなんだか同情して、手伝いを買って出た。

 まあ、まき割りを再開している信を見ていたら、なんだか悪い気がしてきたんだ

「じゃあ、お願いしようかねぇ」

 と、キヨは鉄パイプのリュックをしょわせた。ずしんッ!重いッ!

「昨日でコメを切らしちゃったんでねぇ。米を買ってきてほしいんじゃ。30キロ」

「30キロッ!?」

「おまえさんたちが来ちゃったからねぇ」

「ぐぬぬッ!・・・なにも言えない」

「ほら、あそこに城が見えるじゃろ?あそこの手前にあるからね」

「城って、米粒みたいなアレですかッ!?しかも、場所適当ッ!」

「大丈夫ッ!そこらへんの人に道を聞けば、教えてくれるよ」

 キヨはわらった。あんがい適当な人だッ!

 そして、朝霧をうまい事、パシらせるその技量、パない。できるぞッ!このババアッ!


「じゃ、じゃあいってきますよ」

 朝霧はちょっと顔をゆがめながら、山を下りて行った。

―――わたし、肉体派じゃないんですけどね・・・。


「じゃ、野菜でも獲るかね」

 キヨは細かいステップで、家の裏側にいった。

 青い網の中に野菜がたくさんなってたッ!

「うわぁ、これ、おばあちゃんがつくったのッ!?」

 明江は感動したッ!

「そうよ。買い物にいちいち下に降りてたんじゃ、大変だからね」

 キヨは枝斬りバサミを取って、バシバシ斬り始めた。

「手伝ウカイ?」

 ふりかえったキヨの目がギラリと輝くッ!!!それはマジで魔性ッ!!!

「え?・・・あ。うんッ!」

 しかし、明江は純粋なうなずきだッ!本当に参加したいと思っていたのだッ!なんと、家庭的


 パチンコパチンコしながら、

「おばあちゃん」

「なんじゃ?」

「おばあちゃんと、竜牙はどのくらい一緒にいたの?」

「そうねぇ、3か月くらいかな。その前から戦争しててね。わたしゃ、最初あの男がむかついて、石を投げつけてやったんじゃ」

「え~ッ!?殺されなかったッ!?」

「殺されてたら、ここのおばあちゃんは誰なのよ」

「そうでしたッ!」

 明江は照れて、自分の頭をコツンした。

「でも、竜牙はね。わたしが思ってるよりずっといろんな事考えてて、悩んでて、少しでもいやしになりたいって思ったの」

「へ~。もしかして、恋ッ!?」

「う~ん、はて、わからん。その時は生きるのに精いっぱいだったからね。一緒にいてほしいというのはしっくりこないけど・・・でも、恋って言ったら恋なのかな」

 チンコチンコパチンコ

「その思いは今も変わらない?」

「もちろん。だから、こうして待ってたの。人は嫌いだし、あの人だけを待ってるみたいな感じになっちゃったけどね」

「ロマンティックねッ!」

「ロマ・・・マロン・・・チッキ?」

 キヨはかみかみだ。そんな横文字は知らないッ!


 パチンチンパチンコ

「でも、どうして別れちゃったの?」

 明江はさらに突撃リポーターである

「・・・ちょっとあってねぇ」

「喧嘩ッ!?」

「そうじゃないんだけれど。ほらあれじゃ。彼には使命もあるでしょう?」

「聖天としての使命?」

「そうそう」

「それじゃ、おばあちゃんは竜牙をまた戦争にいかせたの?おばあちゃんがひきとめれば、竜牙は戦わなくてすんだのに、そんなのおかしいよッ!」

 明江は熱いッ!

「そうかもねぇ」

 キヨは暗い顔をして、パチンコ


 山の天気は変わりやすい。空はたちまちに曇って、霧がかってきていた。




 どこかの森の中の原っぱでは、ざしゅんざしゅんっとするどい奴らが草をふんだッ!

「邪臭をたどってきてみれば、こんな大物を見つけるとはね」

 と、金ぴかの派手な服を着た男が森には場違いだッ!

「ゲヒャヒャッ!見つけたのは俺ッ!良い血の匂いがする~ッ!ゲヒャヒャッ!」

 変態だッ!あの変態がそうとうな距離を追いかけてきていたッ!!!!

「吾輩の名は、シャンビリオンッ!一流トレロにして、御聖院の四突ッ!尋常に勝負いたせッ!」

 エストックを抜いて問答無用のかまえだッ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ