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真と嘘クラス2  作者: 七原 秋也
第1章 道原修也
8/12

決心 と 戦争

家にドタドタと入る音と僅かな振動が響いた。


「父さん!大変だよ!反応が消えた!」


プランターの花に水を上げていた弘人は修也の言葉を聞いて咄嗟にモニター室に駆けた。

その事態に気づいた美穂も同時に駆けつけた。


修也は画面に映った警告表示を指指した。


「父さん!これ・・・」


弘人は息を吐いて言った。


「ああ、紛れもなく始まったんだ。『真と嘘』が」


「そんな・・・」


美穂が悲しげに囁いた。


「父さん!これからどうすればいいんだよ。まだ始まったばかりだ。まだ間に合う」


弘人はゆっくりと目を瞑った。


その様子を修也と美穂は真剣に見つめる。


1つ息を吐いた弘人は口を開いた。


「私が即刻侵入プログラムを完成させる。修也はいつでもその学校に行けるように準備しときなさい」


「分かった。美穂さんはどうする?」


美穂は真剣な眼差しで言った。


「私も修也くんと一緒に同行させてください!」


しかし弘人は固く断った。


「だめだ。何が起こるかわからないんだ。家で待機していてくれ」


「父さん!!」


修也がグイと前に出て弘人の前に立った。


「美穂さんも俺と一緒に行動させてくれよ。彼女は過去への恐怖を抱いてる。だからここに来たんだ。

彼女も戦わせてくれ。俺もいるから大丈夫だから」


「しかし――」


「ここにいる全員が『真と嘘』の恐怖と絶望を知っている!死んでいった仲間のためにも逃げることはできないんだ。皆で戦うって誓った。これは『俺達』の戦いなんだ」


「・・・分かった。美穂ちゃんをしっかり守ってやれ」


すると美穂が弘人に対して声を出した。


「無理なお願いをいってすみません。しかし私の心情は今修也君が言った通りなんです。私も戦います!」


弘人は強く1度頷いてモニター室を出て行った。


「さぁ、準備しよう。軽い荷物があればそれだけでいいから」


「うん、ありがとう」


モニター室を出ると、研究室に入ろうとした弘人と目が合った。

そして弘人は躊躇いなく言った。


「修也、もう今からあの学校へ行け。それまでには侵入プログラムは完成できる」


「分かった、行ってくるよ」


戦いが始まる。

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