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真と嘘クラス2  作者: 七原 秋也
第1章 道原修也
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相談 と 同盟

喫茶店に入り、コーヒーを注文した。


いつも休憩する時はここと決めている。


携帯を取り出し、過去に撮った写真のアルバムを開いた。

家族と撮った写真は少なく、ほとんどが友達と撮った写真である。


しかしその『友達』は写っていない。

写っているのは自分1人だ。


信二の姿ももろく消え去っていた。


携帯を懐にしまうと、丁度コーヒーが運ばれた。

丁寧に置かれ、しばらくそれを見つめている。


すると静かにすすり泣く声が隣から聞こえてきた。

ゆっくり頭だけ向けた。


高校生くらいのその女性は携帯を手にして画面を見つめている。

何か悲しいことがあったのだろう。


修也の正義感が無意識に働いてしまい、その女性に声をかけた。


「大丈夫ですか?俺でよかったら相談にのりますよ」


その女性は目をとじて自分を落ち着かせていた。そして口を開いた。


「実は・・・信じてもらえないでしょうけど私高校生で昔恐ろしいゲームに巻き込まれたんです」


修也は眉をひそめた。


「その・・・辛いかもしれないけどゲームって?」


「ゲームは、突然だったんです。休み時間に教室の扉が開かなくなって、窓も開かない。そこで・・・・・」


「もしかしてそれ・・・『真と嘘』か?」


その女性は顔を上げた。


「何で知ってるんですか?」


「俺も君と同じゲームを体験した。偶然だけど本当なんだ。俺も今驚いたよ」


「そう・・・なんですか」


修也は優しく声をかける。


「辛い気持ちは十分わかる。相談できる人がいないんだもんな。でも俺がいつか終わらせる。今そのための準備をしているんだ。必ず報いを晴らすよ」


するとその女性はメモ帳を取り出し、ボールペンで何か綴ったあと、修也にそれを渡した。


「それ私の電話番号です。高校2年の佐竹美穂(さたけみほ)です。私も何かできることあったら連絡してください。私も戦います」


修也は嬉しく思いながら、自分の携帯番号も渡した。


「俺は高3道原修也だ。いつでも相談していいよ」


修也は立ち上がり、美穂と別れて店を後にした。

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