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真と嘘クラス2  作者: 七原 秋也
第2章 江藤和也
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不明 と 混乱

俺の名前は江藤和也。


岐阜私立山富学園高校の1年A組で学級委員長を務めていた。


自分でいうのもあれだが、人をまとめる力はあると思う。


目立ちたいとかそういうのじゃなくて、人の役に立つために前に出ることが得意というか、優れている気がする。


高校に進学するときは、駒田辰巳っていうちょっとヤンキーみたいななやつと2人でこの高校に入学した。


辰巳とは中学校の入学式で席が隣であったために、話しかけられて友達になった。


目付きが悪く、身長も高いとこからヤンキーだって感じがしていた。


でも実際それほどの悪でもなく、理不尽な喧嘩は一切しなかった。


ほかにも友達は多くいる。いや、いたと言ったほうがいいか。



あの日の事を考えると今でも頭が混乱する。


ごくごく普通の高校生活を過ごしていたとき、突然教室の扉が開かなくなった。

それもA組のクラス全員と担任が揃っていた時だ。

偶然ではなく、意図的にA組全員を教室に閉じ込めたという事だ。


そしたらスピーカーから男の声がして気づけば殺し合いが始まっていた。


ルールなんか覚えてない。

その時は自分自身パニックだった。情けない。


自分もその渦に巻き込まれていつしか人を殺しまくってた。

自分でも止められなかった。怖かった。


そしたらこれまた突然教室に人間が現れて俺達を助けるとか言い出した。


もうわけがわからなかった。


そいつは何か電波だのなんだのって言ってたけど俺にはよくわからなかった気がする。


そしてそいつは本当に教室に残ってたクラスメートを現実に引き戻したんだ。


で、気がついたら家の前で寝っ転がっていたんだよ。


もちろん家よりもさきに学校を確認した。


でもな、A組は存在してなかったんだ。


別のクラスのやつとか教師にも聞いたが、全員A組はもともとないって言う。


そしてA組の教室があったはずの場所はただの壁になってた。


もうわけがわからねえよ。


そんであの時他に助かったやつらの家にも一人一人伺った。


「何が起こったのかわからない」


みんなそれだけだった。


あの日から一週間経ったが、未だに混乱が抜けない。


俺たちにはA組の記憶があるからだ。


俺達を救ったあの2人組のやつも居場所がわからない。


どうなっちまうんだよ・・・・。

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