水族館
水族館の夢を見ています。
薄暗いです。厚いガラスの向こうにはたくさんの水と魚。私はその中を一人で歩いています。誰もいません。そういえば友達が、水族館の夢が見たいとか言ってたなあ。この話をしたら多分羨ましがるだろうな。
あ、前の方に何か見えてきました。テーブルと椅子です。紙や鉛筆、色ペンなんかも置かれています。絵を描け、ということでしょうか。とりあえず、やってみましょう。
……………………。
出来ました。魚の絵です。微妙ですね。
どんどん先に進みましょう。
あ、サメ。
それにしてもこの水族館は何だかおかしいですね。
どこか違和感があります。夢の中だからでしょうか。
色々な魚がいます。どこかで見たことのある魚。不思議な形の魚。カラフルです。
出口が見えてきました。水族館の終わりです。扉を開けて外に出ましょう。
外は明るくて目が痛いです。後ろを見てみると水族館は消えていました。外に出たことを少しだけ後悔しました。
目の前には私の住んでいる家。入りましょう。
家の中は現実のものと同じようです。誰もいないこと以外は。私の部屋に向かいましょう。
ここにも誰もいませんね。
…………。
眠ろうかな、夢だけど。
起きた。
……?
何の夢を見ていたんでしょうか。思い出せません。
うーん、眠い。
二度寝します……。