第八話
お腹空いたんでシュークリーム食べたら
クリーム落ちて泣きそうになった(´つω;)
俺らは有里奈さんを追いかけた
何故だろう…見つけた瞬間に追いかけなくちゃと思ったのだ
有里奈さんは路地の角を曲がった
こっそり覗くと有里奈さんは止まっている
近くにあった鉄のパイプを持ってゆっくりと近づく
俺はおもいっきり鉄パイプを振り下ろした
しかし有里奈さんはバッドで弾きかえした
「……っ!」
俺が持っていた鉄パイプは遠くへ弾き飛んでしまった
その衝撃に俺は尻餅をついた「痛ッ…」
「浩!大丈夫か!?」猛は叫んだ
また有里奈さんが金属バッドを振り上げている
逃げなければ確実に当たって死ぬ
でも足は震えてるし腰が抜けて動けない
バッドが振り下ろされた
もうダメだ!! 俺は目をつぶった
“ガキンッッ”
「!!」
目を開けると猛が立っていた
猛は自分の鉄パイプで有里奈さんの攻撃を防いでいた
猛が頑張ってくれているのに動けないなんて情けない
また有里奈さんがバッドを振り下ろした
“カランッーー”
さっきのでかなり傷んでいた猛のパイプは折れてしまった
有里奈さんはバッドを振り上げている
今度こそもうダメだと思ったとき
反対側から人の話し声が聞こえた
すると有里奈さんの動きがピタッと止まった
「猛、今だ!」俺らは走り始めた
走って走って…後ろを振り返らずに走って学と結衣がいるコンビニに駆け込んだ
「はぁ…はぁ……」汗がだらだらと流れていく
「大丈夫?」学はハンカチを渡しながら聞いた
「はぁ…殺され…かけた」息が切れて上手く話せない
「もう帰ろう?」結衣が心配そうに言った
俺の家に戻って3人は帰る用意をしていた
「今回分かったことは、俺たち以外の人がいるところでは有里奈さんは俺達を殺せない」
加奈は人通りの無い裏路地で
勇は勇以外誰も居ない部屋で殺された
3人を見送るため俺は外に出た
しばらく4人で話していた
するとあの時とまったく同じ声が聞こえた
「えっ…!?」
今度は俺だけじゃなく3人にも聞こえていたようだ
俺達は驚いて辺りを見渡すが誰もいない
「有里…奈さん…?」結衣は涙声で言った
「どこにいるんだよ!?」
有里奈さんが屋根の上で ニタァ と笑っている
なんでそんなところに?!
冷や汗が頬を伝った
また夜に更新するかなー