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「❤️彼女の妹 彼女の親友」普通版、黒のストッキング姿の長身美少女の彼女の妹が突然部屋に上がり込んだ夜。机の下で絡みつく白い脚、迫るゴスロリ。  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓
第3章 真中真理子と曽根崎アンヌ

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58/87

第7話(1) ゴスロリでコンサート?再現、イヤだぁ~!

※作者より、

これらの八話は、本編のストーリーとまったく違う、番外、音楽編になっています。彩花の謎には関係ありません。スミマセン。

 第7話(1) ゴスロリでコンサート?再現、イヤだぁ~!

 第7話(2) ゴスロリでコンサート?本番そのまま?

 第11話(1) 駒場祭本番!お嫁に行けない!

 第11話(2) 駒場祭本番!終わりだ!帰れ!

 第12話(1) さあ、みなさん、再演ですわよ!

 第12話(2) 演目決定!地獄の練習再び!

 第12話(3) 本番ですわよ!働きましょう!

 第12話(4) フィナーレですわ!

彩花の謎は、次章の

 第4章 彼女の姉 彼女のママ

で明かされます。もうしわけありません。

《《2026年9月、本郷》》

《《コスプレっ子❤️/ゴスロリ文化会部室》》


 本郷キャンパス、古びた部室棟の片隅にある「コスプレっ子❤️」と「ゴスロリ文化会」の合同部室は、いつも独特の匂いがする。衣装のベルベットの匂い、化粧品、そして少しのカビ。


 その日、私が部室のドアを開けると、真理子先輩が一人で、パイプ椅子に座ってヘッドフォンをしていた。手元のタブレットでYoutubeを観ている。彼女のトレードマークである黒い服と、ヘッドフォンという組み合わせが妙にちぐはぐで、私は一瞬、足が止まった。


「真理子、読書じゃなくて、ミュージック?ふっしぎ!」私のすぐ後ろから、凜花が真理子の耳元で怒鳴った。

「凜花、相変わらず、うるさい方ですわね?私が、音楽を聴いてはいけませんか?」真理子は両耳のヘッドフォンを外し、静かにタブレットを置いた。その瞳は、いつものように感情が読めない。


「なんか、似合わないと思って」

「ちょうど、よろしかったですわ」私の背中に嫌な予感が走る。


「凜花、遥、あなたがた、ギターとベースは弾けます?」

「また、唐突に……」

「弾けないんですか?」

「真理子、偶然だけど、凜花はギター、私はベース、いけますが?」私が答えると、真理子の目がわずかに光った。


「それはよろしいこと。それで、音痴じゃないでしょうね?」

「最近のK-POPとか、カラオケで歌ってますけど……」

「K-POP……下賤な……では、こういう曲を続けて、どうです?プレイできます?ヴォーカルも?」


 真理子がYoutubeの動画から、つなげてひとつにまとめたものを、私と凜花に聴かせた。


 ……おい!なんだ、この組み合わせ!


本曲三曲:

① Wham!、Last Christmas

② Journey、Don't Stop Believin

③ Joni Mitchell、The Circle Game

アンコール用:

④ 紙ふうせん、冬が来る前に

⑤ Daughtry、Separate Ways予備:

予備:

⑥ Bonnie Tyler、Total Eclipse Of The Heart


「真理子、この組み合わせってなんなの!」私は、タブレットを指差して叫んだ。 Wham!からJoni Mitchell、そして紙ふうせんを経てSeparate Ways? Bonnie Tyler?情緒が不安定すぎる。


「私の趣味ですけど、何か問題が?これを全員がゴスロリでプレイするのですわ」

「問題も何も、これ、続けて、六曲?」

「ハイ、何か問題がございます?」

「これをですね、ギター、ベース、ヴォーカルで真理子と私たち三人でやれと?」


「『コスプレっ子❤️』の部長がね、11月の駒場祭で、一時間、ホールを抑えたんだけど、AKIBAとエヴァンゲリオンのコスプレで、アニソン歌うけど、どうしても30分しか保たない。たまには、ゴスロリ文化会も貢献してよね?と言われましてね、他の部員はみんな逃げてしまったので、後は、凜花と遥、もちろん、私しかいないのですわよ。逃がしませんわ、お二人」


 真理子の言葉は、もはや命令だった。


「真理子!これ、私たち三人じゃ、パートが足りないよ!」

「大丈夫です。文化会以外で、二人、調達しましたわ」


 真理子は、タブレットの画面をスワイプした。コンサート紹介ページの草稿に表示されたのは、加藤恵美助手と曽根崎アンヌ先生。


「加藤恵美と曽根崎アンヌ。キーボード、シンセサイザーとサブベースはできるということ」

「え?恵美さんとアンヌ先生?なんで、あの二人が……」

「足りないのですもの。大学関係者ですから無問題ですわ。それで、駒場祭の実行委員長にパンツを見せて、楽器とユニフォームの資金を調達しましたわ。『貧乏なサークルなんですぅ……お助けくださいぁ~い!』って。恵美とアンヌは、ゴスロリのユニは、コンサート終了後、あなたたちのもの、というので釣りました」


 実行委員長にパンツ……?真理子の交渉術は、もはや魔女のそれだ。そして、アンヌ先生と恵美さんをゴスロリ衣装で釣る?


「前半部の『コスプレっ子❤️』と後半部の『ゴスロリ文化会』のポスターもAIで作成させましたわ」と13インチのタブを渡された。


 ガァ~ン!「『コスプレっ子❤️』のポスターは、AKIBAとエヴァンゲリオンのコスプレ……部長初め。全員パンツ丸見え!


「真理子!これ部長に見せました?」

「もちろん!」

「パンツ、丸見えですよ!」

「集客のためです!」

「じゃあ、『ゴスロリ文化会』の方も?」

「ええ、これですわ」とモニターをスクロールした。


 ガァ~ン!ガァ~ン!ガァ~ン!


 中央に、腰を突き上げて、ロゥリィ・マーキュリーのポーズの真理子。もちろん、レースの黒のパンツ、丸見え……。


 左には、前かがみになって、観客を挑発するようにマイクを持って歌う凜花。よせて上げた胸の谷間が丸見え……。


 右には、私。ベースを演奏している……腰を突き上げて、仰け反って、恍惚となった表情がリアル。もちろん、レースの黒のパンツ、丸見え……。その横のアンヌ先生のサブベースも同じ……パンツ、丸見え……。


 バックに恵美さん。キーボードの演奏。でも、でも、ヤマハのキーボードの下から覗くのは、股をガバッと開いて、もちろん、黒のパンツ、丸見え……。


「真理子!アンヌ先生と恵美さんに見せたの?了解を取ったの?」

「アンヌと恵美が、『みんな、もっとハイレグのパンツにしましょう!』と言うので、AIのプロンプトは、『極限までのハイレグ!』と指示しましたわ」

「アンヌ先生と恵美さんまで仲間なの!……で、でも、第一、こんなポスター、学内で貼れないわ!」

「実行委員会の委員長に見せましたの。これでどうでしょう?あなたが見た私のパンツ、そのままですわ、って……しばらく黙ってしまいましたが、『印刷できたら、俺にも両方くれ』と言われてましたわ。これは、了解ということですわね?」

「……」

「このポスターの再現をステージで、お二人にしていただきます!」


「イヤだぁ~!!!」

「あら、凜花と遥も極上の衣装、ほしくありませんの?ベルベット三層ですわよ?」


 極上のベルベット三層……!私と凜花は、卒倒しそうになった。ゴスロリ衣装の最高峰。10万円は下らない。それが、自分たちのものになる?


「……何事もチャレンジよね、遥」

「……ええ、そうね。ベルベット三層!」


 私たちは、真理子の「毒」を、10万円の衣装という糖衣で飲み込んだ。あ~あ……。


 真理子が、担当を決めた。……あ~、あ~、やっぱり無理だろ?


① Wham!、Last Christmas

真理子・メインボーカル、凜花・ギターとサブヴォーカル、遥・ベース、キーボード・恵美、ベース・アンヌ。

② Journey、Don't Stop Believin

凜花・メインボーカル、真理子・ギター、遥・ギターとサブヴォーカル、ベース・アンヌ、ドラムはシンセサイザー・恵美。

③ Joni Mitchell、The Circle Game

ボーカルとギター弾き語り・凜花、コーラス、遥、真理子、恵美。

④ 紙ふうせん、冬が来る前に

真理子・ギター弾き語り、遥、凜花、恵美、アンヌのコーラス

⑤ Daughtry、Separate Ways

真理子と凜花のダブルヴォーカル、遥・ベース。キーボード・恵美、アンヌ。

⑥ Bonnie Tyler、Total Eclipse Of The Heart

真理子と凜花のダブルヴォーカル、遥・ベース。キーボード・恵美、アンヌ。


「この曲の組み合わせ、ふ、不可能でしょ!」

「何が不可能かしら?やればいいだけのことですわ」この!この!真中真理子ぉ~!



※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

※飲酒喫煙シーンが書かれてあります。

※性描写を含みます。

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