第3話 もらった勇気が溶けちゃった!
トイレから戻った凜花は、ダイニングテーブルの横に仁王立ちになった。
長身のシルエットが部屋の照明を背に受け、黒いストッキングに包まれた脚が艶やかに光る。ショートパンツの裾は捲れ上がり、太ももの付け根がわずかに覗いている。
「なんだ?今度は何だ?」と悠真が内心で呟く。
「さあ、ソファーベッドに行きましょう……って、悠真、あなた、女子高生から誘わせるつもり?」
凜花の声は少し震えていたが、瞳は決意に満ちている。
「……ホントにするの?」
「します!」
彼女は悠真の手を引っ張り、多機能ソファーベッドへと連れて行った。二人は並んで腰を下ろす。狭い20平米の部屋で、ベッドはほとんど部屋の半分を占めている。二人ともモジモジと視線を泳がせ、膝が軽く触れ合う。ストッキングのナイロン越しに伝わる凜花の体温が、悠真の理性を壊し始める。
「悠真、質問!」
「何だよ?」
「あのね、アレしている最中は喋っちゃダメなの?」
「別に喋っても良いと思うよ。女子が喋るのを嫌いな男子もいるけどね。人それぞれだよ」
「AVだとあんまり喋んないよ」
「AVなんて参考にしちゃダメだよ、凜花」
「そうなの?」
「だって、あれは、契約書でどこまでするのか細かく決められてて、台本もあるし、喘ぎ声とかも監督から『もっと大きく!』とか指示されて演技してるって聞いたよ」
「ふ~ん。じゃあさ、女性が行為の最中にですね、合いの手みたいに『あ~ん、気持ちいいぃぃ~』とか『あ!そこ、ダメ!感じちゃう!』とかも台本?」
「感じたままを言えば良いんだよ。でも、女子も演技でとか言っているけど、本当に気持ちが良かったら、男子にもわかるよ。だって、身体の一部が相手の中に入っているんだから」
「へぇ~、わかるもんなんだあ」
「凜花、お喋りすぎ。緊張してんの?」
「……そうなの……緊張すると饒舌になるのよ。悠真は?」
「凜花、お黙り。もうぼくは覚悟を決めたんだから。集中しよう」
「ウン……」
悠真がゆっくりと凜花の顔を引き寄せ、キスを始めた。最初はチョンチョンと軽く唇を重ね、次第に深く。舌を絡め合わせ、甘い酎ハイの残り香と若い女の子の唾液が混じり合う。凜花の息が荒くなり、ストッキングの脚が悠真の膝に擦りつけられる。
急に凜花が口を離した。
「うわぁ、息ができない!」
「鼻で息すりゃいいだろ?」
「だって、鼻息スゴイのが悠真にバレちゃうよ」
「なんで、バレるのが問題なの?」
「だって、興奮してるんだもん」
「凜花、黙って」
悠真は彼女の服を丁寧に脱がせ始めた。スヌーピージャージを頭から抜き、穴あきデニムショートパンツをゆっくりと下ろす。そしてフェイクストッキング、実は厚手のタイツを両手で優しく掴み、足首までクルクルとまるめて脱がせた。
(あ、丁寧だ……)と凜花は内心で感心する。
悠真も自分の服を脱ぎ捨て、二人は素っ裸になった。悠真はすぐに毛布を掛けてやり、凜花の身体を優しく包む。眼だけを覗かせた凜花が、恥ずかしそうに囁いた。
「なんか、キスだけでおかしくなった。酎ハイにもらった勇気が溶けそう……」
「変なやつ」
毛布の中で、悠真の手が凜花の全身を愛撫し始めた。長い首筋、控えめな胸、いかり肩のライン、引き締まったお腹、そして陸上部で鍛えられた長い脚。凜花は身体をくねらせて悶え、ストッキングを脱いだばかりの素足の指先がシーツを掴む。
アソコに触れられた瞬間、凜花は背中をそらして大きく仰け反った。
「んっ……!」
悠真はさらに脚を広げさせ、顔を埋めた。
「ねえ、凜花、出掛けにシャワーしただけだよ。汚いよ」
「別に気にならないよ。凜花、これって、男女の体液の交換行為なんだぜ」
「うわぁ、生々しい!」と言いながらも、悠真の舌が敏感な部分を的確に攻めると、凜花の身体がビクンと痙攣した。軽くイッてしまったらしい。
「ねえねえ、悠真。さっきから、私の感じるところを知ってるみたいに攻めてくるけど?」
「……あのね、ぼくはキミの二人の姉ちゃんと関係を持ってるんだよ。姉妹なら感じるところは同じだろう?」
「……ああ、そういうとこかぁ……あ!そこ!」
凜花の声が甘く掠れる。
「悠真、もう我慢出来ない!」
「まだ、もうちょっと」
「なに、焦らしてんの!」
「彩花も美咲姉ちゃんも焦らされるとゾクゾクするから」
「ああ、もうダメ!……#$%&%*^!#@@!」
「符号が出たな。では、そろそろ」
悠真はゆっくりと奥まで入った。そこで動きを止め、深く繋がったまま凜花を見つめた。
「悠真!動かないの?なぜ?なぜ?」
「凜花を感じてるんだよ」
「……わけわかんない!」
「ほら、子宮が降りてきた」
「なにそれ?」
「女子は感じてくると、そろそろ、男子のアレを受け取らなきゃあと自然に子宮が降りてくるんだよ」
「ウソ!」
「ホント!」
狭いソファーベッドの上で、二人の体温が溶け合うように重なり合っていた。
18歳の長身美少女の「課外授業」は、まだ始まったばかりだった。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※飲酒喫煙シーンが書かれてあります。
※性描写を含みます。




