孤独な戦士
これはこの物語の新しいエピソードです。皆さんに楽しんでいただければ幸いです。
赤山高校からの帰り道、**春秋**は青あざだらけの体を引きずるように家へ向かっていた。
いじめの痕。それは彼にとって日常だった。
「仲間意識? 助け合い? そんなものは嘘だ……」
集団主義という幻想に、彼は絶望していた。
彼には味方などいなかった。誰も助けてくれなかった。
両親は昔から、彼に「社会のために生きろ」と教え込んできた。
「個人は国家の繁栄のために犠牲になるべきだ」と。
春秋は、それが権力への執着の表れだと感じていた。
「俺は、ただ自分の人生を生きたいだけなんだ……」
彼の脳裏に浮かぶのは、クラスメートのさくら、ひなた、さなえ、あいこ、つねこの笑顔。
本当は、彼女たちと結婚できたらと思っている――けれど、話しかけることすらできない自分がいる。
そんなことを考えているときだった。
気づかぬうちに、背後から何かが彼をつけていた。
その存在の歩き方はまるで――蜘蛛のようだった。
春秋は帰宅し、そのままベッドに倒れ込んで眠りにつく。
しかしその瞬間、「それ」は彼を襲った。
金属の蜘蛛のようなものが、鼻孔から体内へと侵入し、脳にまで達する――!
「うわっ! な、なんだこれは……!?」
春秋はパニックになり、必死に取り除こうとする。
そのとき、頭の中に響く冷静な声。
「落ち着いてください。私はあなたに危害を加えるつもりはありません」
声の主は、**ウォーメタル(War Metal)**と名乗る超高度なサイバー脳だった。
春秋:「ふざけんな! お前、俺の頭に勝手に入りやがって!あなたは何の動物ですか 映画のエイリアンかよ、お前は!」
ウォーメタル:「違います。私は地球製の超高性能ロボットです。あなたを見つけ、あなたの中に“善性”を感じた。だからついて来たのです」
ウォーメタル:「あなたと私は、これから一緒に生きていくことになります。よろしくお願いします、相棒」
――少年の心に侵入した電子の生命体。
それは、絶望の中に小さな革命の種を蒔いた。
人知れず、新たなる運命が静かに動き出す。
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