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騎士と王女
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長瀬大樹は、花沢美咲が荘一郎の護衛たちと揉み合っているのを目撃した。彼はすぐに美咲を認識した。あの時、赤山学院で一度だけ見かけたクラスメートだ。
大樹はまるでかつてアーサー王の騎士たちが持っていたような優しさを胸に、美咲を助けることを決意した。彼はただの一指で、荘一郎の護衛たちを押しのけ、彼らを倒せた。
「消えろ」
護衛たちは力の差に恐れをなして後退し、荘一郎は何が起こっているのか理解できずに立ち尽くした。あまりの恐怖に足が震え、彼はその場に倒れ込んでしまう。
大樹は冷静に言った。「消えろ」
荘一郎は恐怖に満ちた声で叫びながら、必死にその場を離れた。
大樹は美咲に優しく声をかけた。「大丈夫か?」
美咲は小さく頷き、無事だと答えた。
美咲は、輝くロボットに乗った大樹を見上げ、その姿が彼女に子供のころ読んだ童話の騎士を思い起こさせた。まるであの騎士のように、彼は堂々としていた。
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