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第一話 新しい人生

初めての作品です。暖かい目で見守ってくれると幸いです!

文才がないわりに頑張って書いたので是非読んでみて下さい

私、浅川京香!17歳の女子高校生!至って平凡な人生を送る私には好きな人がいる、クラスメイトの七海加奈哉くんだ。授業は退屈でつまらないけど、加奈哉くんの姿を眺めているだけで一日中楽しくなる!加奈哉くんはあまり感情を表に出さず、無口な感じで無愛想だけど、私は知ってる!彼が校庭の花に水やり毎日したり、濡れてる野良猫に傘あげたり、ちょーー優しいってこと、そんな彼を眺めてる学校生活の1日も、今日は終わりだ。

「またね!加奈哉くん!」

私がさよならの言葉をかけると彼は軽く会釈し教室から出て行った。私も教室を出て、通っている塾へ向かった。


ーーーーーーーーーーーー


3時間続く塾も終わり、疲れた気持ちを抱えながら夜道を歩いていると、橋の上で街灯に照らされる一人の人影が見えた。

(あれは、、、加奈哉くん?)

どうしたのー?と声を掛けようとしたら、、


ーーーーー


え?


加奈哉くんが柵の上に乗り出す。

「っ!!」

私は条件反射で彼の元へ走り出した。

加奈哉くんが橋の外へ身を投げ出す

「加奈哉くんっ!!」

喉が痛くなるほどの声で叫びながら、今まで出したことがない速度で走り彼の元へ近づく


ーーーーーーーー


彼の手をギリギリで掴んだ

「はぁ、、はぁ、、」

ほっとしたのも束の間

全力で走ったばっかりで体力が無いしそもそも彼女には力が無い、そんな非力な彼女がどれだけ力を振り絞っても、彼を持ち上げることはできない、現実は無常だ。

周りを見渡すも人は全くいない、橋から地面はかなりの距離がある。落下すれば死は免れないだろう

(嫌だ、嫌だ、、死んでほしくない、、嫌だ)

「おい!手を離せ!」

彼が必死な顔でそう叫ぶ

「嫌だ!!嫌だよ!!」

彼女の目から溢れた涙の粒が、彼の頬へ落ちる。

それと同時に彼がはっとしたように目を見開く

「っっ!」

必死に踏ん張っていた足が地面から離れる、離れてしまう

「おい!早く離すんだ!早くしろ!!」


 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、

 死なないで死なないで死なないで死なないで死なないで


ーーーーーーーーーーー


二人の高校生の体が空宙を舞う


(私の人生、これで終わりか、、、楽しかったな)

穏やかな顔で下へ下へと落ちていく


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


、、、


鈍い二つの音が暗い夜に鳴り響く


ーーーー

 

朦朧とした意識の中で考える

(あれ、私、何してたんだっけ、あぁそっか、私、死んじゃったのか、、もっと長生きして、親孝行してあげたかったな、、ごめんなさい、、、お父さん、、お母さん、、)


そんなことを考えていると何処からか声が聞こえてくる

「、、、、、きろ、、おい、、起きろ!」

はっと目を開けるとそこには加奈哉くんがいた

「え、、えぇ!?加奈哉くん!?何でここに、、というか何処ここ!?」

辺りを見渡すと真っ白な空間が一面に広がっており、そこに私と加奈哉くんだけ、あまりにも異質だ

「俺もわからないんだ、目が覚めたらここにいて、すぐ隣に京香さんが居たんだ」

優しい声を聞きながら彼の手を取り、立ち上がる

ここは何処なのか、なんで死んだはずなのに考えることができるのか、そもそも本当に死んだのか、、そんな疑問を抱きながら、真っ白な空間で男女が二人が思考を張り巡らせていた。

そんな時

「お目覚めですか」


「「!?」」

何処からか声が聞こえ、思わずその声に反応する

「私の声は聞こえているようですね」

姿は見えないが、何処からか確かに声が聞こえ、

ゆっくり喋る穏やかなトーンの声が辺りに響く

「お前誰だよ、あとここは何処なんだよ!」

加奈哉が怒りを含んだ声で問いを投げかける

「落ち着いて下さい、1から説明します」

女性の聖母のような声が加奈哉の怒りを沈める

「まず私の正体ですが、まぁ貴方たちが言うところの神という存在です。そして、ここは死後の世界ではなく仮想空間、つまりあの世とこの世の狭間にあたります。」

その言葉に2人は絶句し、神が存在したという事実を知ると同時に、もしかしたらまだ生きているかもという希望を断ち切られ、改めて自分達が死んでしまったことを再認識する

「さて、ここからが本題です。心して聞いて下さい」

  

その言葉に2人は息をのむ


 「貴方たちには異世界転生をして、魔王を倒して

  もらいます。」


加奈哉は、はぁ?という顔になったが、京香は目の奥から輝きを放っていた

「えーー!!私、異世界系の話、大の好物なんです!!」

京香は希望に満ちた声でそう答えた

「おぉ、それは話が早いですね、ならば、異世界転生に協力してくれますか?」

神様の声のトーンが少し上がり、京香に問いを投げる

「もちろんです!!ありがとうございます神様!

加奈哉くんもいくよね!?」

加奈哉は正直、乗り気じゃなかったが京香の光輝く瞳を前にしてNOの答えは出せず

「あぁ、、、わかった、、よ、、」

と渋々了承した

「お二人とも、ありがとうございます。では、貴方達に何か能力の才を与えましょう。」

話についていけない加奈哉とは逆に京香は、

キタキタキター!という顔になっていた

「まずは役職を選んで下さい。役職は全部で4つ、

剣士、魔術師、格闘家、僧侶の4つです」

その声が終わると同時に京香と加奈哉の前に4の役職が 書かれたカードが出てきた

「じゃあ私はこれ!ずっと憧れてた!」

京香の元気な声と同時に選んだのは、剣士のカード

 次に加奈哉が選ぶ

「じゃあ、まぁ、、これで、、」

乗り気ではない声で彼が選んだのは、魔術師のカード

「二人とも良い選択ですね、では次に自分たちの使用特性を二つ選んで下さい。属性は全部で6つ、

炎、氷、雷、風、水、土の6つです」

声の終わりと同時にまたもや6つのカードが二人の前に出てきた。

うーむ、と京香が喉を唸らせて悩んでいると、

「俺はこれにする」

と迷いなく加奈哉がカードを決めた。

加奈哉が選んだカードは氷と土のカード

「いいじゃん!じゃあ私は〜、これにする!」

京香が加奈哉の選択を肯定しながらカードを決める

京香の選んだカードは水と炎

「素晴らしい選択ですね。では最後に注意点です。これからやるのは、転移ではなく転生です。つまり赤子から異世界の生活が始まり、今の顔とは違う顔になります。

ただし、記憶は受けつがれ、貴方たちは双子の兄妹として生まれます。」

兄妹で生まれる、という言葉を聞いて少し残念な気持ちになる京香、それを見た神様が

「一応ですが、異世界では異性の兄妹の結婚は認められています。」

と京香に向けて気を使って言う、ほっとする気持ちと同時に、ちょっと照れ臭い気持ちになる京香であった

「さぁ、ついに異世界へ出発です。準備はいいですか?」

神様の最後に掛けられた問いに

「はい!」 「あぁ!」

とそれぞれ答える

「では、おゆきなさい、神のご加護があらんことを」

神様の声が終わると目の前が明るく光った


ーーーーーーーーーー


「オギャー、オギャー」


「見て下さい、元気な双子ですよ」

メイド服を着た金髪の女性が声を発する

その後二人の男女の顔が見えた、まさに美男美女、イケメンで赤髪の男性と可愛らしいサラサラとした白髪の女性の姿が見えた。

「生まれてきてくれて、ありがとうなぁ」

男が涙ながらにそう言う

発言からこの二人が親なんだなとわかった

横を見るともう一人の赤子がいた、この子が加奈哉くんだろう、あの美男美女から生まれた子供だ、将来、加奈哉くんがどんなイケメンになるのか楽しみだ。声を出そうにも、まだまともな発音ができない、加奈哉くんも同じだろう。それにしても、赤子だからか分からないけど、何故か違和感があるな、、なんか、、何か増えてるような、、


ーーーーーーーーーーーーー


あれから5年の月日がたった、

そして分かったことがある、

まぁ予想どうり私たちは美男美女に成長した、、そこまではいいのだが、、私の体が、、、


男性のものだった、、


気づいたら時の驚きは計り知れないものだった、

それと同時に、加奈哉くんの体も


女性のものだった、、、、


ま、まぁ、、顔が変わるって聞いたけど、性別が変わるのは聞いてないよ神様、、わたし達がそれに気づいた時は、とてつもなくでかい声で、二人で驚いたものだ

一旦話を整理すると、

私はこの世界でナタマ•シャーナーという男性の名を貰い、加奈哉くんはユレイ•シャーナーという女性の名をもらった。シャーナー家の家族構成は

双子の子供である私たち、ナタマとユレイ、

父親のグライド•シャーナー、

母親のムロナ•シャーナー

飼い犬のバルド

の4人+1匹だ

家族の仲は非常に良く、まさに暖かい家庭といった感じだ

これから先私達は無事に魔王を倒すことはできるのか、、

不安が残る異世界バトルファンタジーが 今 始まる



















ご閲覧、ありがとうございました。

私自身、まだ小説を書くのに慣れていないので自分の小説の評価が気になります。なのでよければご感想やアドバイスを書いてくれるとものすごく助かります。

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