「シンカンセンカタイアイス」を新幹線に乗らなくても買えるって知ってた?
こんばんは。黒星★チーコです。
最近私は衝動的にエッセイを書いていませんでした。書くネタがあっても「ああ、いつか書こう」と思ってずるずると後回しにし、結果一年後に投稿をする事などもありました(こないだ投稿した中学受験の話や、その前の夏のプールのBLごっこなどです)。
そんな私が今日、久しぶりに衝動的にエッセイを書きます。何故なら今日食べたものの味を忘れないうちに書きたかったからです。
はい。本題。
皆様、ネットで「シンカンセンカタイアイス」と呼ばれているアイスクリームをご存じですか?
ラジオCMで時間をお知らせしてくれる事でお馴染みの乳製品メーカー、スジャータが出しているアイスクリームの事です。
これが正真正銘のアイスクリーム。アイスミルクやラクトアイスではありません(メロン味などの場合は違うかもしれませんが)。某有名メーカーのアイスより甘さもさっぱりとしていてバニラの香りも程良く、そして何より硬い。
かつて私が東海道新幹線で祖父母宅に帰省をしていた頃、当時は車内販売があり、このアイスを買って貰うのが何よりの楽しみでした。
車内販売ですから当然木のアイス用スプーン(現在はプラスチックスプーンに変わっています)がついてきますが、買いたてホヤホヤならぬヒヤヒヤの状態でスプーンを無理やり突き立てようものなら、バキッとスプーンが折れることすらあるカッチカチの硬さ。
ですから最初のうちはスプーンで表面を薄ーくカリカリと削り取って食べていくのです。でもそれがまた美味しい。
時間が経つと徐々にアイスが柔らかくなり、普通にすくえるようになるのですが、その変化も楽しめて二重に美味しく楽しい。
でもこれは当時、新幹線の車内販売か、新幹線ホームにあるお弁当屋さんでしか買えませんでした。いつだったか車内販売がなくなった頃、新幹線のホームにアイスの自動販売機が登場して「あ! やっぱりみんなあのアイス食べたかったんだ!」と一人歓喜したものです。
でも、新幹線のホームなんですよ。食べたかったら入場券を買ってでも新幹線のホームに入らないと買えない。そのハードルの高さが希少価値を無駄に感じさせ、美味しく思わせているだけなのでは? と一時期はひねくれた考えを持ったりしていましたが、違いました。
シンカンセンカタイアイスは新幹線に乗らなくても美味しい。(※ただし無条件ではない)
私は、このアイスを新幹線のホーム以外で買って食べたから断言できます。
ではどこで買えるのか。現時点でJR東京駅構内の2ヶ所で買える場所を発見しました。他に新幹線の改札外で買えるところがあったら是非とも教えてください(他力本願)。
これを読んだ貴方は「なんだ東京駅か、遠いじゃん」とガッカリされるかもしれません。が、少なくとも関東にお住まいの方であれば新幹線に乗るよりも東京駅構内の方がハードルは遥かに低いと思いますので、何かの折に東京駅を通過することでもあればちょっと電車を降りてみてください。改札を出る必要はないのですから!
買える場所の一つ目は、テレビなどでも紹介されていてわりと有名な駅弁売場の「祭」です。
この「祭」の、飲み物の棚の横にちょこんと小さな冷凍庫が置いてあります。かなり小さめの、そして控えめな存在感なので見落としがちです。事実私は何度も「祭」を利用していたのに見落としていました。
てっきりドリンク用の氷を売っているのだと思って中を覗いたらシンカンセンカタイアイスが入ってるんですもの!! あれは驚きましたね。
買える場所、二つ目は今日発見したばかりのホヤホヤです。
東海道線下り9、10番ホームのNEWDAYSです! つまり駅の売店です。
(もしかしたら上りの東海道線や、他の路線のホームのNEWDAYSでも売っているかもしれませんが、そこまでは未確認ですのでご容赦ください)
今日私は、最初はホットの飲み物を買おうとそこに立ち寄りました。するとホット飲料の棚の横に良く見るとアイスケースがあるではありませんか。
そして更に! よくよく見るとそこには高貴なロイヤルブルーと金の装飾をまとったあのアイスクリームが!!
そんなわけで、ホットの飲み物で体を温める予定だった私は、何故か真逆のアイスクリームを真冬に買うという暴挙に出てしまいました。
だって好きなんだもん!!
さて、買ったアイスを大事に大事におうちに持ち帰り、早速食べてみます。蓋を開け、シールを剥がすと中からあのクリーム色の美しい表面が。
(余談ですがアイスクリームの表現にクリーム色を使うのはあまりにも陳腐だと自分で思いましたが、他に思いつきませんでした。卵色よりも薄いですし。何か良い色名があったら教えてください。他力本願その2)
ワクワクしながら、付いてきたプラスチックスプーンを差し込みます。
ぐにゃり。
「あれ?」
はい。シンカンセンカタイアイス、メッチャヤワラカイアイスになってました。(涙目)
まあ持ち帰ったのですから当然といえば当然なんですがね。あんなにカッチカチだし、真冬だし、いけるかなって思った自分の考えが浅はかでした。だって帰りの電車、暖房効いてたもんなぁ……。
勿論メッチャヤワラカイアイスも、美味しいですよ? 美味しいんですが……あのアイスの美味しさに硬さが一役かっているのは間違いないなあと改めて思った次第です。
結論。
シンカンセンカタイアイスは新幹線に乗らなくても美味しい。(※ただし、柔らかくならないうちに食べられる場合に限る)
次回持ち帰りで買う時は、アルミの保冷袋か発泡スチロールの箱を用意しようと心に誓った今日の夜でした。
※2025/2/5追記
早速リベンジする機会に恵まれましたので買ってすぐに(三分以内に)食べてみました!
表面の半分はカチカチでしたが、もう半分はプラスチックスプーンで薄く削れるレベルだったので思い出の車内販売よりは硬くない!……気がします。
でもとっても美味しかったです( *´艸`)
※追記終わり
お読み頂き、ありがとうございました!
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