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君が欲しい(sideシャグラン)

ヤンデレ要素ありです。

苦手な方は、この話はとばして、あとで更新する次の話から読んで頂けたら幸いです。


次の話のきっかけ的な要素なので、ここをとばしてもあまり問題はないと思います。


苦手な方はどうぞ、とばしてください。

「シャグラン様ならきっとできますわ」


そう言って、初めてオレを受け入れてくれたから。

生まれてこの方、誰にも認められてこなかったオレを初めて認めてくれたから。

初めて、オレの悩みを聞いて、励ましてくれた人だから。

異能というコンプレックスを少し無くしてくれたから。

オレの外見や"王族"という地位に関係なく、単に人として見てくれるから。


君はオレに沢山の初めてを経験させてくれた。


好きになった理由をたくさん挙げて見たけれど、関係ないのかもしれない。


初めて見たあの瞬間から、きっと君を好きになる運命だったんだと思う。

こんなに何かが欲しいと思わなかったし、得ることもできなかったオレに、初めて死ぬほど欲しいと思ったものが出来たんだ。

あんなに欲しいと思った異能も死ぬほど欲しいというものではなかった。だけど、君は、何としてでも欲しい。君の心が手に入るなら何でもしよう。


でも、今のところ正攻法では無理そうだ。

だから、無理に奪ってもいいだろ?

君以外はいらないから。

どうしても君が欲しいんだ。


あぁ。君の周りには余計な奴らばかりだ。

予定な女がずっとオレに話しかけてくるし、君の隣にはあの皇太子がずっと側にいるし。


なぁ。何で、あの皇太子にそんなに幸せそうに笑いかけるの?

君のその美しい笑顔はオレだけに向けてくれよ。

オレが何としてでも、君をもっと幸せにして見せるから。


なぁ。なんで、あの皇太子に手を貸すの?

君の手を握るのはオレだけでいいのに。


なぁ。なんで、アイツに抱きしめられているの?

君を包み込むのは、オレだけで、オレだけで、いいのに。


なぁ。君がずっと思っている好きな人って、あの皇太子なんだろ?きっと、両想いなんだろう?何でオレを選んでくれないんだ。


何であいつばっかりーー魔法という才能、君の婚約者という立場、君の心ーー全てオレが欲しいものばっかり持ってるんだよ。


そんなに沢山持っているなら、オレが1つくらい貰ってもいいよな。


なぁ。皇太子よりも君が必要だし、君のことを愛していると思うんだ。本当に、本当に君だけなんだ。君以外はいらない。


そう強く願っていたら、ある才能が開花したよ。

君の言っていた通りだったよ。

きっと、神様もオレの味方をしてくれてるんだろう。


君が隣にいる未来ならいくらでもイメージできる。

だから、この才能で君をオレのモノにして見せよう。

君に届くまであと少し。


叶わぬなら 奪ってしまおう 愛しき人

読んでいただきありがとうございます。

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