表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世もちは、今日も秘密を隠す。  作者: のん
前世もちは秘密を隠す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/573

騎士、顔見知り。


スケートを教えるつもりできたけど・・、すぐに上達するルウイさん。

ほら〜、やっぱり上手いじゃないか。


小さい子達に「俺も教えて!」って言われたので、ルウイさんと一緒になって数人にスケート教室(臨時)をやったよ。なぜだ。でも可愛いからいいけど・・。

子供達はある程度滑れるようになると、解散だ。



ちょっと疲れたので、ベンチに座ると・・すっかり上達しているルウイさんがやってきた。


「飲み物でも買ってきます。少しお待ち下さい」

「あ、ありがとうございます・・」


流石にクタクタなので、お願いした・・。


ベンチからは、スケート場の中を楽しく滑っている様子が見えて、なかなか良い。さっき教えた子供達が、嬉しそうに手を振って通り過ぎる。


「・・可愛いなぁ・・」


「そうだな!いいな、雪まつり!!」


・・ん?

聞いた事のない声に、振り向くと・・


明るい栗色の髪が、ちょっと跳ねている・・いたずら好きな少年っぽい顔つきだけど、ルウイさんと同じくらいの年かな?しっかりしたコートを着た男性が腕を組んで、ニコニコ笑って私を見ている。


「・・あ、はい、・・えーと、観光でこちらへ?」

「ああ、観光っつーか、仕事っつーか、まぁ、遊びだな!」


「・・な、なるほど・・?」


そう笑いつつ、私の座っているベンチの横に座った。

あ、横に来るとますます思うけど・・、でっかいな!!少年っぽい顔立ちなのに、大柄だ。



「あんたは、ここの住人か?」

「は、はい・・」


「さっきのデカイの知り合いか?」

「し、知り合いというか・・」



奴隷契約中ですけど、お付き合いしてますとは言えない。

なんと説明すべきか?なんて考えていると・・


「トーリ!」

「ルウイさん・・!」


飲み物を持ってやってきたルウイさんにホッとすると、ルウイさんは私の隣に座る人を見て、ハッとした顔をする。


「・・・クレオ・・」


あれ?知り合い??

私はルウイさんと、クレオさんと呼ばれた人を交互に見る。

クレオさんはニヤニヤしつつ・・、



「あ〜、やっぱルドじゃん!メルクがやたら強くて、格好いい金髪が来た!っていうから・・、金髪この辺に住んでんの少ないしなぁ〜って思ってたんだけど・・」


「・・だからって、わざわざ貴方がなぜ自らこんな所に・・」

「オシムの騎士団作りの話を、メルクとしに来た!」



なんか・・、結構親しい間柄・・なのかな?

すごく気さくな感じで話すルウイさんを初めて見るので、ちょっと面白い。

ルウイさんは私の視線を感じると、少し照れ臭そうにして、買ってきた飲み物を渡してくれた。


「・・ルウイさん、もしお話しするなら席を外しますけど・・」

「いえ、大丈夫です」


すかさず話すルウイさんに、クレオさんが面白そうに笑う。



「なんだよ〜、狼は飼い犬になったのか?」

「いいえ、トーリ限定です」



お茶吹きそうになった。

ルウイさん!!!人前ー!!!!!慌てて、口を止めたかったけど、お茶が変なとこ入った!むせてると、クレオさんが「大丈夫か〜?」って背中を撫でてくれたけど、ルウイさんがすかさず手を払いのけた。


でもって、ベンチから私を立たせて即、ルウイさんの背中へと隠された。



「・・オシムの騎士団の話は受けましたが、不都合が生じるのであれば遠慮なく断って下さい」


「そうじゃねぇよ・・、一応様子見に来たんだよ。トーラスの騎士団はこっちも兼任してんだから・・、それにホルスでもお前の話が出始めてたから、心配してたんだよ」



ホルス・・。

ルウイさんの騎士団があった場所。

顔を見ようと思ったけど、背中からだと見えない。



「あら!ルドヴィクさん!トーリ!!」


今度は聞き覚えのある声だ。

ゴツイけれど、バッチリフルメイクのメルクさんがこちらに手を振っている。

私が手を振って返事をすると、クレオさんがボソッと・・



「おい、ルド一緒に話しに来い。メルクと話をしてると、あの口調が移るのよ」



思い切り吹き出した。

そ、それは・・面白いな?笑い出さないように口を押さえたけど体が震える。

クレオさんが、私の反応が見えたのか、「だよな?そうだよな?」って言うけど、ちょっと待って・・笑い出しそうだから。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ