私の気持ち
たくさんのブクマと評価本当にありがとうございます!
初日で100pt間近まで行けるなんて夢にも思ってませんでした…!
日間現実恋愛72位に入っていました。本当に感謝しかありません!
疎遠になっていたから、どのように接していいのかわからない。
でも、そんなのは正直言い訳だと私は思う。思えば話しかけるチャンスなんていくらでもあったのだ。それを見て見ぬふりをしてきたのに今更席が隣になったからって、都合よく話したいって思ってしまうことはいいのだろうか。
私の問題なのに、私では答えを出すことができない。
「おっはよ~! かえちゃん元気~?」
「おはよ~元気だよ!」
元気に話しかけてくるのは私の友達の綿矢美優だ。私は色んな女子と話すことが多いが、女子の世界は友達関係やら、嫉妬やらでめんどくさいことが多い。そんな中、心からの本音を話せるのは彼女しかいない。
「ん~? それにしては元気がないみたいじゃないか! このみゆさんになんでも話してみなさいな!」
「笑ったりしない? 真面目に聞いてくれる?」
「みゆさんはそんなことしません! だから話してみなさい!」
みゆはいっつもこんな感じで私が無理をしているとすぐ気づく。顔には出してるつもりは全然ないのに……でも話を聞いてくれることがありがたくて頼ってしまうことが多い。
それでも嫌な顔一つしないみゆには感謝しかない。
「ふむふむ。なるほどね~疎遠だった幼馴染と友達に戻りたいってことだね?」
「うん。まぁ、そうなんだけどさ……なんか長い間話してなかったから、なんて話せばいいのかわかんなくなっちゃって」
難しいことだよね、みゆはそう呟いた。実際そうだ。これが1年くらいの短い期間であれば多少は違ったのかもしれない。
「私だったら、少しでも話す回数を増やしていくようにするかなぁ……隣の席でしょ? それなら話すチャンスは結構あるじゃん!」
「何を話せばいいの?」
「なんでもいいんじゃない? 少なくとも相手が嫌いになってないなら自然と会話はできるはずだよ! それか直球で昔のように話したいですって言ってみてもいいかもね~」
「直球は絶対無理! 恥ずかしいもん……」
そんなストレートに言えるならこんな苦労してないよ……と思いつつ自分の中で気持ちが楽になっていくのを感じる。
顔を赤くする私に対してみゆがとんでもない発言をしてきた。
「ね~もしかしてなんだけどさ、かえちゃんその幼馴染の事好きだったりする?」
好き……私が琉ちゃんを……?
「あれ~もしかして図星だったり~?」
「ち、違うよ! そんなんじゃ……全然ないし……」
確かにそうかもしれない。多分、私は琉ちゃんのことが好きだ。小さい頃から今の今までずっと好きだったんだ。
「ふ~ん? まぁ、いいけどさ~でもね。これだけは言っとくよ。本当に好きなら早いうちに自分に素直になったほうがいいよ。人生ってのは何があるかわからないからね……」
みゆの顔がいつになく真剣だ。何かあるのだろうがとても聞ける雰囲気ではなかった。
多分、聞いたところではぐらかされるのだろうが。
「みゆ、ありがとう。おかげでかなり楽になった!」
「ど~いたしまして! それでこそ、いつものかえちゃんだよ!」
「お礼ってわけじゃないけどさ、今日の放課後駅前のカフェ行こうよ。もちろん私が全部おごるから!」
「ほんと!? やったぁ! かえちゃんだ~い好き!」
放課後にみゆと二人で駅前のカフェで楽しい時間を満喫した。そしてみゆの美味しそうにパフェを頬張る笑顔を見ることができてとても癒された。
結局アドバイスを貰ったはいいものの、今日は琉ちゃんと話すことはできなかった。
明日こそは挨拶から頑張ってみる……!そう決意を固める私であった。
かえ×みゆのコンビが書いてて一番楽しいような気がします…!
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