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国友鉄砲鍛冶衆の娘  作者: 米村ひお
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とらいじんさま

「とらいじんさまってだあれ?」


「その昔、大陸より渡ってこられた人たちのことです。彼らは様々な技術や文化をもたらしたと伝えられています。科学の発展した世に暮らす我々が到底真似のできない技術の一つ、戦国の世に日の本一の技術を誇った近江の穴積衆も渡来人の技術を受け継いでいるのだと言いますし。竹生島にだけ自生する植物も渡来人様が植えたものかもしれない。……飛躍しすぎと思われるかもしれませんが、もしかしてもしかすると、蓑火や竜神などを統べる神々に近い力があったのかもしれない、と考えるとそこはかとないロマンを感じませんか」


 琵琶湖の風に吹かれ、神父は遠くを見つめている。同じように雄大な琵琶湖を眺めるたくみの胸も、ロマンで一杯になっていた。


 到着したのは思いのほか大きな島。二つのお椀がひっくり返ったような形で、こんもりと木々が茂り、切り立った崖に囲まている。


 港へ入ると、左側にお土産屋さん、建物が幾つか、正面高台に何重かはっきりしないが赤い塔、そこへ向かうらしい道が見えた。


「階段の先、あの塔は宝厳寺です」


 神父の案内で階段を登りきると、正面のもう一段高いところに大きな木と三重塔が見えた。神父はそのまま左手方向に歩いてゆき、ついていくと右手に石で出来た五重塔があった。それも通り過ぎ、神父は大きな建物の前で足を止めた。


「宝厳寺本堂です。達磨がたくさんあるでしょう」



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