今が今なら
あっけない幕切れ。
打ち切り漫画の最終回のような気分。
これが2020年2月28日の放課後に沸いた感情だった。
コロナウイルス対策によって首相から要請された「全公立休校」
休業中の課題作成や作品などの荷物の整理などを、半日で片付けなくてはいけなくなった。
バタバタしながらなんとか最低限のやるべきことは片づけた。
そんな雰囲気で、我々の頭の中はグルグル。
また来週になったら、みんな学校に登校しそうな気分。
別れに感慨など全くなかった。
世界的に見れば、間違った方策ではないのかもしれない。
だが正直、一週間前には指針を打ち出してほしかった。
6年を担任する方の、肩透かしを食らったかのような表情。
それは6年の彼らだってそうだろう。
卒業式に向けて、児童はさらに成長する。
その手助けをし、その成長を見つめ続け、そして卒業式を迎える。
立派になった姿を保護者や在校生、来賓などに披露する。
その瞬間があるからこそ、児童は新しい環境への覚悟が決まってくるのだと、僕はそう思う。
「先生、また月曜日!」
ある6年生から言われた一言だ。
この一言で、僕が感じているものと彼らが感じているものは似ているのかな。
なんて、思ってしまって。
だから、僕はこう返事をした。
「また月曜日な」