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「最初から」*

作者: 月影 ゆかり

あけましておめでとうございます(*´꒳`*)


そしてお久しぶりです

「昔ね ハムスターを、飼ってたの。」


君は学校の自習の時間に、話し始めた。


席が前後なのもあるが、今は先生がいないから 話しやすいのだろう。


というか、暇なのだろう。


「とっても 自由な子でね。 種類は覚えてないけど 薄い灰色だった。」


「いつも、世界各国を周っていて 1日ですぐ

ぴゅーんて 帰ってくるの」


「帰ってきたと 思ったら 拾ってきた材料で

家を建てるの。」


「あ、そうそう。 ちゃんとお土産を持って来てくれるの」


「でも…。」


君は いきなり悲しそうな顔をして、言った。


「昨日、亡くなったの」



「それ、どこから嘘なの?」


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