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50代ニート、タイムリープで高校生に!ざまぁ復讐して無双、彼女も金も自由も掴む!  作者: まめたろう
1章「50歳ニート、タイプリープで高校生1年生に」

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5話「優等生・岸本の仮面を剥がせ」

#5話「優等生・岸本の仮面を剥がせ」

 

「え、岸本くんもなの……?」


「確かに柴田といつも一緒にいたよな。やっぱりあいつもいじめに加担してたんだ」


「あの写真にも写っていたんじゃね?」


放課後の教室。

ぽつりぽつりとつぶやいく声に、空気がピリついた。



柴田が崩れた翌週。俺は次の標的――岸本の“仮面”を剥がす準備を整えていた。


あいつは表向きは真面目な優等生。


だが、裏では柴田に便乗していじめに加担し、教師にも媚びを売って気に入られ、学級委員や部活での役職を“演出”していた男だ。


直接いじめには加担しない。裏で上手に指示を出したり煽るだけ。だから今回も厳重注意程度で済んでいたはずだ。しかしそれで許されるはずはない。



俺の記憶では――岸本はこの後、推薦枠で有名大学に進学。

だが、そこでも後輩をパシらせたり、陰湿ないじめなどトラブルを起こして一時休学になっていた。

その“本性”はどこへ行っても変わらない。今ここで確実に潰すべきだと俺は確信していた。



俺は放課後、1枚のコピーを何枚も用意し各クラスの机の間にさりげなく置いておいた。


その内容は、岸本がいじめの主犯格・柴田と連絡を取っていたやりとりの“再現メモ”。

正確な記録ではないが現実の奴の言動だ。それだけで十分に“それらしい”リアルさがあった。


「佐藤、また泣いてたな。あいつ面白れーわw」

「柴田は適当に言っておくと佐藤いじめるからすっとするわw」

「殴らなくても、にらむだけでビビるしな、おもしれー」

「村井も煽れば動くしマジ使える。アイツ柴田の腰ぎんちゃくだしw」



念のために以前送ったマスコミにもそのコピーと写真を送っておいた。マスコミには「実は一番の問題はこいつだ!優等生面した問題児」と書いておいた。


前と同じ写真だから同一人物の手紙と分かる。信ぴょう性を感じてくれることだろう。再び報道するかどうかは分からないけどこれは保険だ。



証拠が本物である必要はない。

大事なのは、「あの優等生がそんなことを言っていたらしい」という“噂”だ。


生徒の世界では、それがすべてを崩す。それをマスコミが報道すれば完璧だ。


 


翌日。


思い通りに噂が広がったようだ。


岸本の周囲が妙に静かだった。

いつも話しかけていた取り巻き女子たちはさりげなく距離を置いている。


部活仲間だった男子もノートを返す時に目を合わせようとしなかった。


「……なんか、俺、変な噂流されてるんだけど」


岸本が言った。だがその声は弱々しい。


「あれ全部嘘だからな。俺、そんなんじゃねぇし!」


俺は無言で机に突っ伏していた佐藤くんの方を見た。


佐藤くんはただ静かに席を立ち、岸本の方をまっすぐ見て言った。


「君は何も否定できないはず。現実にあのとき柴田くんをけしかけて僕をいじめさせて一緒に笑ってたよね。そして先生にも何も言わなかったよね?」


岸本は一瞬、口を開きかけて――何も言えず、黙った。 


更に佐藤くんは追撃した。


「もう、そういう人だったって思われてるよ。……自業自得じゃないかな」



その言葉は、教室中に響いた。


そしてコソコソと話する声も聞こえる。


「そうだよね。岸本くん、いつも柴田くんと一緒に佐藤くんをいじめてたよね」


「岸本は柴田から小遣いもらっていたらしいぞ」


「主犯格は岸本という噂もあるらしいぞ」


「どうやらあのプリントに書いてあることは全て事実のようだな」


話が勝手に大きくなっているな。しかも俺が知らないような情報も出てきている。本当かどうかは知らないが、、、まあ世間はこんなものだ。自分の知っていることをおもしろおかしく話を大きくして弱者を突き放しにかかる。


沈黙の中で、岸本がほんの少し震えていたのが分かった。これ以上、否定しても無駄だと思ったのだろう。だがその沈黙は肯定になる。


そして、ほぼ間違いなく生徒の誰かが先生にチクることだろう。岸本の大学推薦も無くなる。いい気味だ。


俺は窓の外を見ながら、深く息を吐いた。


佐藤くんもたいしたものだ。もう少し後押しが必要かと思ったけど彼があそこまで言えば追撃する必要もないだろう。


(でもまだ終わりじゃない。念のためのネタも用意してある)



俺の手元には、もうひとつの“ネタ”があった。


岸本が中学時代、部活で後輩に暴力を振るっていた件――その当時の内部アンケート記録。


たまたま当時の教育実習生がSNSに愚痴っていた内容を、大人時代に見つけて保存していた。


更に証拠が必要なら、俺はいつでも公開できる。岸本なら今の状況ものらりくらりとすり抜けられるかもしれないからな。必要に応じてこのネタを出せばいいだろう。

 

「飾られた優等生」なんて、張りぼての仮面にすぎない。

嘘の上に築いた信用なんて、ほんの一吹きで壊れる。


(岸本。お前もこれで終わりだ)

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


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べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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