第20話「三度目の目覚めと考察」
#第20話「三度目の目覚めと考察」
(……また、ここかよ。くそっ!)
制服、カレンダー、窓の光。すべてが同じだった。
だが前回とは明らかに違う。俺の中には奇妙な感覚が渦巻いていた。
たしかに、あの時に――俺は自ら命を絶った。
水川の代わりに、俺が死ぬことで彼女の人生を守ったつもりだった。
あれが俺の人生の最期で……幸せだったはずだ。
それなのに――なぜ?
(あれでもダメだったってことか?)
神様とは「幸せに生きること」を終わりの条件にした。
水川を助け、想いを伝え、愛し合い人生を懸けて守った。十分に幸せなはずだろう。それでも“幸せ”では足りないというのか。
(……いや、ちがう)
水川がその後、生きてくれたかはわからない。
俺は一方的に願っただけだ。本当に彼女が生きて幸せになったのか……確認もせず、俺が一方的に満足して死んだ。
思い残した想い――それが再びタイムリープした理由かもしれない。
それでも、もう十分だろ?と心の奥で叫ぶ自分もいる、、、。幸せだったはず。
ともかくこれ以上考えても意味はない。タイムリープはもう起こってしまった。
つまり、終わりではなかったということが確定しているわけだ。
(……俺はまだ終われないらしい)
まいったな。
幸せとはなにか。
今後のタイムリープではそのテーマも考えないといけないのか。
こんどこそ本当に幸せに――。
でも待てよ。
今になって考えるといろいろとおかしいような気もする。
俺は何であそこまで水川に罪悪感を覚えたのだ?
今から考えるとゲーム感覚で女の子を落とすということがそれほど悪いことだとは思えない。さすがに純粋すぎないか?
やはりこうやって第三者的視点で見るのと実体験するのとでは違うということなのか?
よく異性にふられて自殺するなんて話があってあほらしいと思ってたが今となっては笑えないな。
おれも実体験で今回は似たようなことしたわけだ。人間は真剣に恋愛すると第三者視点では信じられないような行動を起こすこともあるのかもそれない。これは注意しないといけない。
あと体だけでなく心も思春期に引きずられている可能性はあるかもしれない。
1回目のタイムリープでもそうだったが、、、
どうでもいいことがやたらと楽しかった。あれもよく考えたらおかしい。
心が思春期に引きずられたことでちょっとしたことが楽しかったり、深い悩みになってしまったのかもしれない。
まるで哲学だな。自分のことなのに何ともままならないものだ。
ならば今回のタイムリープは、、、
冷静になることを常に心に入れておこう。常に第三者視点でものごとを捉えるようにしよう。
そうすればおかしなことは起きないだろう。きっと幸せに生きてそのまま人生を終えることができるはずだ。
いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。
ブックマーク、評価ポイント、レビュー、いいね、感想などもしていただけると励みになるかもよ?
その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!
べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/




