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あとがき
大石進種昌のその後については諸説ある。
函館戦争のとき、蝦夷共和国側について明治政府軍と戦い戦死した説。
西南戦争で西郷隆盛側につき、明治政府に逮捕され、獄中死した説。
故郷に帰って柳川藩近辺に道場を作り、ある日、ふぐ料理を食して中毒死した説。
「幕末巨人剣豪異聞」にはこの他にもいくつかのエピソードを紹介している。
そもそも一介の剣豪など、歴史上の人物としては重要性は低いし、あまり記録にも残らない。
さらには江戸時代の講談などで脚色され、過剰に強さが喧伝されることもある。
だから剣豪の話には最初から虚偽が多い。
とりあえず作者はここで筆を置き、後日、新たな資料を入手したとき、必要に応じて加筆しようと考える。
そのときまで、ごきげんよう。
(了)




