SNSは公共の場
公共の場である!
お友達限定と言えど、SNSは公共の場です”特定差別用語”は使ってはなりません。何故なら、誰方がどのような形で観覧なされるかが不明確だからです。特定差別用語とは、特定の属性を持つ個人や集団に対し、侮蔑・排除・攻撃する意図を持つ言葉や表現です。国籍、人種、民族、性別、障害、性的指向などが対象となり、これらの属性に基づく差別的な発言はヘイトスピーチに該当することもあります。
ではどのようなどのような言葉が特定差別用語に該当するのか
以下のような特徴を持つ言葉や表現は、特定差別用語とみなされます。
侮蔑や軽蔑の意図を持つ言葉::特定の属性を持つ人々を見下すような表現。
特定の集団を排除する言葉::「国に帰れ」のように、出自や国籍を理由に排除しようとする発言。
暴力や危害を助長する言葉::特定の集団に対する差別や暴力を煽るような表現。
誤解や不快感を与える表現::放送禁止用語として自主規制された「ルンペン」のように、特定の層に不快感を与える言葉。
特定差別用語の例
「ルンペン」:特定の社会層や個人への侮蔑や差別につながるため、放送禁止用語とされています。
「かたわ」:身体障害者を示す言葉で、現在は「体の不自由な人」などと言い換えられます。
「つんぼ」、「おし」:ろうあ者に対する差別的な表現で、現在では使用されません。
なぜ特定差別用語を避けるべきなのか
人を傷つける::これらの言葉は、見聞きした人々に悲しみや恐怖、絶望感を与えることがあります。
差別意識を生む::人々の尊厳を傷つけ、差別や偏見を助長します。
訴訟問題に発展する可能性::差別的な行為や発言が訴訟に発展し、発言者が損害賠償責任を負うケースがあるためです。
社会全体で多様性を尊重し、不当な差別や偏見のない共生社会を目指すためには、特定差別用語の使用を避け、人権を尊重し合うことが重要です。
皆様は知らないうちに使っている言葉ですが、「百姓」が放送禁止用語となった理由は、近現代の日本における農業・農村への差別意識が背景にあり、「百姓」という言葉が、そのようなネガティブなイメージを想起させ、農業従事者への侮蔑や不快感につながる可能性があるためです。本来「百姓」は「多くの仕事(姓)を持つ人々」という意味を持つ言葉ですが、近代以降は「肉体労働」「辛い」「儲からない」といった負の連想が強まり、差別的な表現として扱われるようになりました。
放送禁止の背景
農業への差別意識:近代日本で形成された農業への根強い差別意識が、「百姓」という言葉にネガティブな意味合いを持たせました。
差別的表現としての認識:この言葉が、農業従事者や農村に対する侮蔑や偏見を助長する可能性があると認識されるようになりました。
本来の意味からの乖離:本来は「百の姓(仕事)」を持つ人々を指す肯定的な言葉でしたが、その意味合いが失われ、差別的な文脈で使われることが増えたためです。
放送で使われなくなった経緯
平成以降、多くのメディアで自主規制が進められ、事実上、放送禁止用語として扱われるようになりました。
『百姓の百の声』という映画のプレス資料でも、この言葉は放送禁止用語として紹介されています。
したがって、「百姓」が放送禁止用語とされるのは、言葉の持つ歴史的背景と、それが現代社会において差別や偏見を助長する可能性があるという認識によるものです。
例外もあるのです。
「ぎっちょ」は左利きの人の呼称ですが、一部の地域や文脈では相手を侮蔑したり差別したりする意味合いを持つため、差別用語とみなされることがあります。特に放送禁止用語として扱われている地域もありますが、東北地方などでは方言として普通に使われ、必ずしも差別的な意図があるわけではないこともあります。
「チョン」は日本において差別用語とされています。この言葉は在日韓国人や朝鮮人を侮辱する意図で使われることが多く、非常に不適切で攻撃的な表現です。歴史的・社会的な背景から、この言葉は人種差別や民族差別の文脈で使用されることがあり、相手を傷つけたり、差別を助長したりする可能性があります。
日本の法律や社会規範では、差別的な言葉の使用は避けるべきとされており、特に公共の場やメディアでは厳しく制限されています。この言葉を使うことは、相手に対する敬意を欠くだけでなく、深刻な社会問題を引き起こす可能性があるため、絶対に使用しないでください。
「チョン」は、韓国人を指す差別的な蔑称であり、この言葉を使った表現は相手を深く傷つけ、不快感を与えます。
そのため、この言葉の使用は避けるべきであり、特に公の場や他者への配慮が必要な場面での使用は絶対に避けてください。
今回は、SNSで差別用語を使っているいる人が居ましたのでこの記事を書きました。
他人の人権を守ことは『自分の人権』を守ことです。
『人権尊重』は最低限の社会常識です!