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魔物襲撃から国を守れ
結局教会に行く未来を変えられなかった………。私はこのまま聖女となってしまうのかな。
いや、絶対にならない!そのためには………。次のセナの人生で大きな出来事は13歳の時に起こる魔物襲撃。
この時に確か、負傷者が多すぎて病院に入りきらず教会にも運ばれてきたんだったけ。そして負傷者を見たセナは自分の能力を使って怪我を治しため、神官にバレるんだよね………。だったら………魔物襲撃を阻止するしかない!
だけど、私は別に魔物を操ることはできない。だから、魔物襲撃から国を守るしかない。そのためには…………陛下に手紙を書かなきゃ。平民のしかも子供が書いた手紙が見てくれるかはわからないけれど、やるしかない。
「神官様。」
「どうした?」
「紙とペンをお貸ししていただけませんか。」
「何をするんだ?」
「ある方にお手紙を書こうかと。」
「?わかった。ここで待ってて。」
「とりあえず紙2枚とペンだ。」
「ありがとうございます。」
よし、できた。封をして。どうか陛下に届きます様に。