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映画

「ごちそうさまでした」

昼食を終え三人は手を合わせた。

「とりあえず片付けとくから、次はゆみが好きなもの考えといてくれ」

と言い、みなみは食器を台所に運んだ。


片付けを終え、みなみが戻る。

「なんか決まったか?」

「うん、あんまり好きなもの無いなって思ったけどなんとか」

「で?何の話するんだ?」

「映画!」

「映画かぁ、で?どんな映画が好き?って感じで話すのか?」

「そうだね、そんな感じで行こう」

「じゃあ考案者のゆみから」

「私はね、アクションが好きだったな。ヒーローものとか、スパイものとか」

「まあ実際人類滅亡の危機を迎えても、ヒーローはいなかったわけだがな」

「なんで今そんなこと言うのさ」

「すまんすまん」

「私もあんな風にすごい力使ってさ、戦ってみたいなとか思ったりしたなって」

「そうなんだー」

「というわけでえりちゃん!どんな映画が好き?」

「私はねー、感動するやつが好きかなー」

「恋人が死ぬ系?」

「そうじゃなくてー、なんかあったかいやつ」

「なるほどね、家族系とかか」

「そうそうー」

「それじゃー次はみなみちゃん」

「私かあ、なんだろう、ミステリーとかかな?」

「どんな感じのやつ?」

「どんでん返し系は好きかなあ、思い浮かぶので言うと、

10分しか記憶が持たない男が、妻を殺した男を探して殺すっていうやつとか」

「なにそれ、面白そうだね」

「あとは、取り調べ室で話をして、事件の真相を探る話も好きかな」

「なにそれ?現場に行くとかじゃないの?」

「うろ覚えだけど、基本取り調べで聞いたイメージ映像で進むみたいな感じだったと思う」

「それはなんか聞いてる感じだと面白そうってならないね」

「いや、実際面白かったよ」

「あとはー」

「あと、ってか私だけなんか具体的に色々あげてるな」

「聞かせて聞かせて」

「あとは、賭博場を作ってギャングから金を騙し取ろうとする話もよかったぞ」

「なんか、話聞いてるだけじゃピンと来ないね」

「実際に見てもらえればわかるんだろうが、そんな時間も無いしな」

「持ってないの?」

「無いな」

「なんだかむしろもやもやするね」

「具体的に話させるからだろう」

「えー、じゃあ覚えてる限りでいいから全部具体的に話してよー」

とえりが言い、日が落ちるまでみなみの映画の話は続いた。

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