表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/29

すごろく作成

「さて、今日は何をしよっか!」

「昨日言ってたすごろく作るー?」

「本当に普通にすごろくやって1日つぶすのか?」

「トークすごろくにする?」

「どんな?」

「このマスにとまった人は何々を話す。みたいな」

「あぁ、いいかもな」

「じゃあとりあえずみんなでどんなマス作るか考えよっかー」

「午前中は作って、午後は遊んでって感じになるかな」

「ぱっと作っちゃおうよ!」

「昨日トークテーマそれなりに悩んだのに、ぱっと作れるのか?」

「いいじゃん、このマスにとまった人は面白い話をする!とかで」

「難易度高いなあ、そのマス」

「止まりたくないねー」

「とりあえず各自20個ずつ考えて60マスのやつ作るか」

「20個かー、そうなると本当に午前中使っちゃいそー」

「ところでさ、サイコロってあるの?」

とゆみが訊くと、無言でみなみはゆみを見つめた。

「え?無いの?」

「無いよ。お前が持ってるんじゃないのか」

「いや、サイコロくらいあるかなって」

「何に使うんだよ」

「そう言われればそうだねー」

「じゃあダメじゃん、すごろく企画倒れじゃん」

と言って、ゆみは倒れこむ。

「いや、待て。鉛筆でいいんじゃないか?」

「鉛筆?」

「鉛筆は六角形だから、それに数字書いて転がせばいいだろ」

「鉛筆あるの?」

「鉛筆くらいあるだろ。ちょっとマスの内容考えて待っててくれ」

と言ってみなみは部屋を出て行った。


そして数分後鉛筆を持って戻ってきた。

「ほら、1から6まで書き込んできたし、これでなんとかなるな」

「やったねー」

「どんくらい考えた?」

「うーん、まだ7個だけー」

「私は10個考えたよ!」

「早いな、私もちゃっと考えるか」

と言いみなみも内容を考えるのを始めた。


初めは三人とも良いペースで考えていたが、後半はなかなか思い浮かばずに苦労していた。

そして考えている間に時間は過ぎていった。

「ダメだー、なかなか20個思いつかないー」

「私は終わったぞ」

「私はあと2つ!」

「そうか、もういい時間だし私は昼食でも作ってくるか」

と言いみなみは立ち上がった。


「どうしよー、あと5個もあるよー」

「難しく考えないでいいよ、本当に面白い話をするとかでいいんだよ」

「それつかったー」

「あとはね、止まった人の本人の話じゃなくてもいいって考えるといいかもね」

「どんなー?」

「怖い話をするとか」

「なるほどー、それならできそうだよー」

と言い二人はすごろくのマスを作り続けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ