忌み子と聖子
ある世に一人の赤子が生まれき。
その赤子誕生より一日、その世に魔獣大群が押し寄せてきたり。
よしはその赤子の魔力なり。
その世は一日に滅び、赤子も食はれき。
それよりわたりはこういきし「魔獣を呼び寄す【忌み子】に気をつけよ、【忌み子】に気がつく事ができなければその世はさて最後。【忌み子】に気をつけよ、【忌み子】は誕生より一日に歩きだす。滅びをもたらす【忌み子】に気をつけよ。」
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ある世に一人の赤子が生まれき。
その赤子が生まれてからは全くと言ってよき際その世には魔獣が寄り付かずなりき。
よしはその赤子のあやしき力。その力は聖気なり。
それよりわたりはこういきし「魔獣を追ひ払ふ【聖子】に気をつけよ、【聖子】を見つくる事がせられせばその世はもう魔獣に怯えずにすむ。【聖子】に気をつけよ、【聖子】はあやしき力、聖気を身にまとふ。安静の時をもたらす【聖子】に気をつけよ。」
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【忌み子】と【聖子】は魔獣よりも生まる。
【忌み子】の魔獣は【忌獣】と呼ばれき。
【忌獣】は魔獣に好かるるその魔力より大体、魔獣大群の頭となる。魔獣大群は大体が人や家畜を襲ふ。
【忌獣】は見つけついで排除せよ。
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【聖子】の魔獣は【聖獣】と呼ばれき。【聖獣】は魔獣に嫌わるるその聖気より大体、山の何処かに捨てらる。
その聖気からか殺されはしなし。
【聖獣】は見つけついで保護せよ。
これは古くからの言い伝え。【忌み子】、【忌獣】は悪。【聖子】、【聖獣】は善。それがこの世界の常識。この話は色々なお伽話にされ語り継がれた。
古文っぽくしてみました。
現代語訳?元の文です。
ある国で一人の赤子が生まれた。
その赤子誕生から一日、その国に魔獣大群が押し寄せてきた。
理由はその赤子の魔力。
その国は一日で滅び、赤子も食われた。
それから人々はこういった「魔獣を呼び寄せる【忌み子】に気をつけよ、【忌み子】に気がつく事が出来なければその国はそこで最後。【忌み子】に気をつけよ、【忌み子】は誕生から一日で歩きだす。滅びをもたらす【忌み子】に気をつけよ。」
ある国で一人の赤子が生まれた。
その赤子が生まれてからは全くと言っていい程その国には魔獣が寄り付かなくなった。
その理由はその赤子の不思議な力。その力は聖気。
それから人々はこういった「魔獣を追い払う【聖子】に気をつけよ、【聖子】を見つける事が出来たならばその国はもう魔獣に怯えずにすむ。【聖子】に気をつけよ、【聖子】は不思議な力、聖気を身にまとう。安静の時をもたらす【聖子】に気をつけよ。」
【忌み子】と【聖子】は魔獣からも生まれる。
【忌み子】の魔獣は【忌獣】と呼ばれた。
【忌獣】は魔獣に好かれるその魔力から大体、魔獣大群の頭となる。魔獣大群は大体が人や家畜を襲う。
【忌獣】は見つけ次第排除せよ。
【聖子】の魔獣は【聖獣】と呼ばれた。【聖獣】は魔獣に嫌われるその聖気から大体、山の何処かに捨てられる。
その聖気からか殺されはしない。
【聖獣】は見つけ次第保護せよ。
一番下は変わらないのでのせません