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1-21:72年目の秋です、収穫の秋なのです

あ~きが来た、あ~きが来~た、収穫の秋に浮かれている樹です。

美味しい物がいっぱいの秋です。

みんなが笑顔になる秋です。冬眠が待ち遠しい秋です!

わたしも冬眠が楽しみです!


あ、樹の上というか、わたしの上をいっぱいのリスさんが走ってますね、木の実の収穫でしょうか?

あ、違いますね。ワクワクで走り回って遊んでるだけですね。


うん、みんなのワクワクがわたしに伝わってきて、更にワクワクしてきました。

足元では、角のついた子供なんかもちょこちょこ走り回って木の実を集めてますね。

楽しそうですね~~~


え?角のついた子供ですか?もちろんいっぱいいますよ、リスさんも、大型猫さんの子供も、みんな仲良く走り回ってます。わたしの周辺では争い禁止ですからね。時々、そのせいでクマさんがショックで転げまわりますけど、誰かがハチミツ食べちゃうんですよね。わたしは誰か知ってるんですけどね。


で、話はずれてしまってますけど恐らく皆さんが知りたいのは人間の子供達の事ですか?

はい、なんでか解らないですけどいますよ20人くらい。

どうも、親や庇護者がいなくなった子供達が森に逃げ込んでいるみたいです。

体のどこかかしこに怪我があるので、そういう事なんだと思います。

痩せ細って今にも死にそうなのは、子供だけでなく、大人も同じことですから。


まぁ、問題は子供達が自活できるかという事なんですけどね。

しばらくは実を食べさせて傷を治させていたんですけど、ずっと実だけを食べて生きる事は難しいですし、ましてや家もない場所では寒さで凍え死んじゃいますよね。


まぁ、ふっくらしてきたら美味しそうって他の方々にいただかれちゃうかもしれませんし、悩みどころです。

そして、追加でびっくりドキドキです。子供達数人にちっちゃな角が生えてきたんです。

鬼ですか?鬼って最近のファンタジーでいくとゴブリンやオーガとかになるのでしょうか?それとも日本の鬼になるのでしょうか?

どうせなら、エルフとかが見て見たかったなって思ってたら、その後の子供の中に一人だけ角が無くて耳の長い子供が現れました。何でしょうこれ、もしかして原因はわたしの願望なのでしょうか?

でも、直接の要因は実ですよね?わたしにはこの実くらいしか取柄はないですし。

前から何となくそんな気はしてたのですが・・・つ、次はドワーフいっちゃう?それとも魔族いっちゃう?

そんな事を思いながらドキドキしながら人族の子供を見てたら、その中で小っちゃいエルフになった子がわたしをジッと見つめてるのです。


ん?何か不穏な気配を感じちゃいましたか?不穏な気配ならバリバリ出していると思いますよ?


そんな事を思っていたら、エルフちゃんが何か語りかけてきます。


んんん?おお!見事に言葉が解りません。

日本語ではなかったのですね!世の中そんなに甘くないのですね!

そういえばこの世界に来て挫折ばかり味わっている気がするのです。


そんな事を思っていたら、子供達が通訳っぽい何かをしてくれます。

何気に、トータル的に考えたら子供達の方が優秀じゃない?

そんな事を思いながらも、通訳して貰った内容を聞きました。


え?え?神様、助けて下さってありがとうございます?


あれれ?何か勘違いしてますね。わたしはまず神様じゃないですし、それとこの子にはわたしが見えてるのでしょうか?そういえばわたしの視点のある場所をいつも見ているような?


試しに上に上がってみましょう、おお、なんとこの子の視線も追いかけてきます。


エルフだからなのでしょうか?これは、エルフを増やすべきなのでしょうか?


でも、デフォだと角付、意識すればエルフって何か変ですね。実験は必要ですよね。

でも、何はともあれ感謝されるのはニヨニヨものですね。

ちょっと更新がしばらく不定期になります。

一日一話は更新したいですね~

ただ、コルトの方が・・・これは拙いですね

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