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兎と龍の短編集

世界消滅と少年思考

作者: カルカポポ
掲載日:2015/03/19

こんにちは。

久々の短編です。

ある日、世界が壊れた。


予告もなく、突然だった。

人々は慌て、動物は消え去った。

誰も理由なんて知らない。でも、答えを求めて他人(ヒト)に聞き続けた。

もちろん、答えが返ってくるはずがない。


しかし、ある人は言った。


(ばち)があったんだ。」


罰。 罰か。 なるほどね、よくある答えだよね。

でも、意外と当たってたりして...。


じゃあ、どうして僕らは罰を受けなくてならないの?

なにか、悪いことしたっけ?

うーん。僕にわからない。


だって、僕はいい子だもん。


いや、嘘。

いい子かどうか僕には判断しかねる。

自分のことなんか、自分じゃわからないから。


なんでこんな時に、こんなどうでもいいこと考えているかというと、

僕自身がこのことに興味が無いから。

だって、未来はわからないじゃないか。

消えてしまおうが、元に戻ろうが、僕にはわからない。

だったら、何をすればいいかなんて何万年考えたって答えは出ない。


そんなことを思っていたら、ニュースで偉い人が言った、


「不測の事態が起こっています。ただちに、地下へ逃げてください。」


地下...。

でもさ、何が起こるかわからないじゃん。地下が絶対に安全なの?

それに、地下って限られたスペースだから、全員が助からない。

誰かを見捨てなきゃならない。

きっと、奪い合いが始まるよ?


あ、ほら。

町のあちこちで、元からたっていた煙以外の煙が立ち始めた。

あーあ。四方八方から喧嘩の音が聴こえる。

この様子じゃ、僕も逃げるのは無理そうだ。


いっそのこと山に行こうかな?

世界が消える前に星が見たい。天の川が見たい。

家にある望遠鏡を持っていこう。

世界最後の感動的な出会い(天の川)を見るために。


一人じゃ寂しいかな?

あはは。自分のことなのに悲しいくらいの乾いた笑いが止まらないよ。



クラスメイトが言った。

「俺はどこにも逃げない。だから、好きなもん食って、好きなことして終日(今日)を全うする。」


あ、僕の考えに近いかも。

好きなものかぁ。うーん、なんだろ。

コンビニ弁当? 夢がないか。

なら...。

誰かと食卓を囲みたい。

温かいものが食べたい。

これならどんなものだって美味しいはずだ。


好きなことは、星観察だね。



うーん。良いかもしれない。

これなら最後も辛くないだろうなぁ。


あぁ、でも君はどうするのかな?

怖くないかな?



!!


チャイムの音がした。

あーあ。こんな長々考えちゃったから今回も結果は悪そうだ。


そんなことを思いながら、僕は回答用紙を提出した。

ちょうど、君の回答用紙が見える。


あはは、君も空白か。

よかった。一緒で。










問、世界が消滅します。そのとき、あなたは何をしますか?

あなたの考えを書きなさい。

読んでいただきありがとうございましたm(__)m


どうでしょう。テストでした。

この問題酷いですね...。


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― 新着の感想 ―
[良い点] どんでん返し的な展開に驚きました。読者が興味を引く展開だと思います。私も思わず読み返しました。 あと、ハッピーエンドなのもいいと思います!読み終わってほっとしました。 [一言] すごく面…
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