3話 兎に角、モフモフだ!
ウサギに角などございません!
今オレは、新たなモフモフを発見した――――奴の名はラッシュラビット、主にウルフたちの主食なのだが、シロが見つけて来た。
どうやらメスらしくオレに懐いてしまったんだが、シロは涎だらだら垂らしているのでまだ仲間にはしていない。
「なあ、シロ、他のやつ獲ってきてくれないか?こいつはどうにも食べる気にはなれない」
「えー、ご主人様、こいつら足がものすごく早いから捕まえるの大変なんですよ?それにこいつは珍しく黒いし、黒いのは私食べたことないです!」
「食ったことないなら美味しいとは限らないだろう?それに黒いのはそんなにいないのか?普通は何色なんだ?」
「私と同じ白ですね」
んーじゃあこいつお前と同じ希少種なんじゃね?
「決めた、シロには悪いが、こいつ仲間にする」
「そうですか、まあ仲間になるなら食べません」
物分りがよくて助かる、流石シロだ。
ラッシュラビット(黒・♀)を仲間にしますか?しま――――
「だからするって言ってんだろ!」
物分りの悪いアナウンスだ。
『ラッシュラビット(黒・♀)はなかまになった』
『ラッシュラビット(黒・♀)になまえをつけますか?』
「そうだな、ララでいいんじゃないか」
シロみたいにクロって付けても良かったがそれじゃ安易すぎるしな。
『ララはよろこんでいる』
名前:ララ
性別:♀
年齢:十五
種族:ラッシュラビット(黒)
属性:地
装備:無し
特性:軽量化
特技:鳴き声
高速移動
跳ねる
体当たり
今のところ最年少か、つか軽量化ってなんだ、確かに見た目より軽いけど。
そこへブルームが戻ってくる、大量のラッシュラビットを持ってきた、全部死んでいる、色は白ばっかだな。
ララはその死骸を一瞥すると、近寄って匂いを嗅いでいる。
「マスターこの子は新しい仲間ですか?」
ブルームはララを見るなりそう聞いてきた。
「そうだ、よくわかったな」
「ええ、これだけの仲間の死骸を見てもほとんど反応がありませんからね、私たちはどうやらマスターの仲間になるとその種の仲間意識的なものから外れてしまうようです、私も昔は同じスライム同士で争うつもりなんてありませんでしたが、今では戦ってもなんとも思いませんから、それに今ではマスター、シロ、とその子が仲間だ、という意識が強いですね」
なるほど、そういう理屈か、確かに仲間にした途端にシロの涎は止まったし、ララがシロを怖がらなくなったからな。
「そういうことか、ああ、それとなブルーム、この子の名前はララだ、……ララ、このスライムはブルーム、お前の仲間だぞ?」
ブルームのはスライムの体をプルプル揺らしお辞儀(?)をした、ララも釣られてか頭を下げる。
それにしてもブルームも大量に獲ってきたなラッシュラビット、その数十五匹、オレは、そこから九匹をもらい、ララに合成してやることにした。
こねくり回しながらモフモフを堪能する。
「ふふふ、マスターくすぐったい」
ララの声で俺はこねるのを辞めた。
名前:ララ
性別:♀
年齢:十五
種族:スラッシュラビット
属性:風
装備:無し
特性:軽量化
特技:お喋り
回し蹴り
飛び跳ねる
風の一撃
おお、属性が変わったぞ!それに喋れるらしい。
後俺側に変化があった、新しいスキルを身につけた的な。
戦闘コマンド
軍団合体
複数のモンスターによる合体攻撃らしい、三匹から可能とかでオレが手に入れた、魔物が三匹になったから使用が解禁になったらしい。
オレの全裸生活はこれからもっと充実していきそうだ、オレは、全裸に風を受け空を見上げた。
少し冷えてきた、シロとララを着させてもらおう。