28話 タマゴパニック!
最近スマホを手に入れてはしゃいでたら書く時間がなくなってましたすみません、明日から本気出す!
ふと……目が覚めた。
現状はといえば金縛り状態というやつだ、目は覚めてるのに体が動かない。
いやそうじゃないな……みんなが覆いかぶさって寝ている為にオレは身動きがとれないのだ。
「ぐっすり寝やがって、これは起こしても起きなさそうだな」
オレは唯一動く首だけを動かして、辺りを見渡すと……そこは――――一面タマゴの海になっていた。
いやいやいやいや……いくらなんでもそれはないだろう、地表が見えないぐらいのタマゴの数とか……訂正しようタマゴの海ではなく、タマゴの山だなこりゃ。
今この瞬間にも増えているかのような大量のタマゴ。
ポコンッ。
そんな感じの音がした何かと音がする方向へ首を向けると――――ブルームが寝ていた。
ポコンッ。
……ブルームの股からタマゴが現れた、へぇ……こうやって生まれるのかタマゴって。
いやいやありえないから! なんで大きさ的に不可解な物が何の前兆もなく出てくるんだ!?
特にブルームのお腹が膨れたりした様子もないのに、突然ラグビーボール程の大きさのタマゴが出てきたのである。
アレだな、敵を食べたらすぐに背後にタマゴが出てくる緑の恐竜みたいな感じだな……例えるとしたらそんな感じである。
ポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッポコンッ。
ああ、ブルーム以外も絶賛産卵中だったようだ……呑気に構えてる場合じゃねぇ! マズイ! このままじゃタマゴに生き埋めにされる!
オレは慌てて、全員を簡単に身につけられる腕輪や指輪、小物等に変化させてその場を走り出した。
――――それが拙かった、みんながいなくなった途端にタマゴの山がバランスを失い、雪崩を起こした。
「どんな悪夢だよ!」
悪夢ならまだしも、これは現実である……地を蹴る足の裏の感触とか、そんなので充分実感できるが――――何よりぶつかってくるタマゴが痛かった。
あんだけバランス崩したり高いところから落ちたりしてるのにも関わらず、タマゴが割れることは決してなかった。
よくあんな硬いもの食ったなブルーム達は……そんなことを考えているうちに近くの森に続く川にまでたどり着いた、依然勢いを失わず迫り来るタマゴ達。
オレは、覚悟を決めて川に飛び込み…………そのまま流された、というか案外深くてさ溺れちまったんだ、ああ意識が遠のいていく……最近気を失ってばかりだなオレ。
薄れゆく意識の中、唐突にアナウンスがあった。
リェカーアクーラ(純白・♀)を仲間にしますか?しませんか?――――
なんか川の中に居たらしい――――声に出せないが仲間にできるもんならしておくさ。
『リェカーアクーラ(純白・♀)はなかまになった!』
『リェカーアクーラ(純白・♀)になまえをつけますか?』
こんな状況で可能なのか? つかオレの意識いつまであるんだろう?
とりあえず水中じゃ喋れんから、可能ならクーラでいいや、安直だろうがなんだろうが、今それどころじゃないんだ。
『クーラはよろこんでいる』
そうかそうか、気に入ったんなら助けてくれ――――もう息が……そしてオレは完全に気を失った。




