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25話 魔性の手

「申し訳ない皆の者、迷惑をかけたな……主もすまなかった」

「ごめんねー」


 ドーラとイヴは正気に戻った、本人達に落ち度などなかったと思うのだがなんか謝ってきた。


「気にするなよ、二人共……別にお前らのせいじゃないだろう?」


 オレは二人の頭を撫でながらとりあえず慰めておく――――しまった反射的に撫でてしまった……最近ブルーム達にやってオレの手は魔性であると発覚したばかりなのに。

 ドーラもイヴも何やら気持ちよさそうで、さっきまでの落ち込んだ暗い表情は嘘のように消えていた。

 それはいい――――周りのみんなが物欲しそうなというか飢えた獣みたいな表情をしてる。

 これはまずいのではないか? そう思いドーラ達の頭から手を離そうとしたのだが……ドーラとイヴに思いっきり掴まれました、ちょっと力入れすぎじゃないかな痛いんだけど。


「主諦めるべきだ、主が何に怯えているのか分からないが一度やってしまったものは仕方がない……潔く皆が満足するまで撫でるが良い!」


 こうしてオレはみんなに蹂躙された……別にいいさ、どさくさ紛れに胸とか色々触れたからな! 約三十分ぐらいでオレの意識は失われてしまったが。


 次に目を覚ました時には何故か既に温泉にまで帰還していた。


「ハッ――――ここは?」


 知らない天井……いや晴天だった、良い青空だよ、本当に日差しも眩しくて今日もいい全裸日和だ。


「お目覚めですかマスター?」


 ブルームが横に座っていた、もちろんいつものように人化全裸さ、日差しでよく見えないけど。


「いつのまにオレ達は帰ってきてたんだ?」

「二日ほど前ですかね、マスターが寝たきりで起きないのでみんな慌てて戻ってきましたよ?」

「ちなみにどのぐらい寝てたんだオレは?」

「ドーラ様のお話ですと五日ぐらいでしょうか」


 五日も寝てたのかオレ……そういえばどうにも体がだるいし、なんか腹も減った。


「何かお食べになりますか?」

「ああ頼む」


 そう告げるとブルームは食料を取りに行った。


 この間にオレは自分のステータスを確認することにした。

 名前:間津海草太

 性別:男

 年齢:二十

 職業:魔物師

 称号:魔物の王

 性格:能天気

 装備:無し

 特性:魔物フェロモン

 特技:変幻自在

 魔手技巧

 進化合成

 異種繁殖


 久々に見たな自分の名前、名乗ったり呼ばれたりすることがないため久しく忘れていたりした。

 というか一歳年取ってる、いつの間にか誕生日を過ぎていたらしい、こっちに来て大分経つがめんどくさくて途中から何日経ったとか数えていない。

 称号や特技もなんか変わっているが――――異種繁殖だと?

 繁殖ってあれだよな……男と女がアレで子供ができるやつだよな?


 その時だ、オレは何気なく辺りを見渡したんだが……なんか楕円形の丸いものがゴロゴロ転がっていた、最初は石かなにかかと思っていたのだがそれらは様々な色や大きさでしかも、時々動いている。

 変幻自在っていうのは恐らく魔物化・人化・装備化などの変化を自在に操るスキルだ、魔手技巧はあれだよな、オレの魔の撫でスキルだろうし、進化合成はいつもの合成のことだろうし。

 それぞれほとんど最近よくやっていることばかりである訳だ、なるほど経験を重ねた事によって特技が進化したってことだろうか?

 じゃあ異種繁殖って? オレはまだ未経験のはずだが……五日も寝ていた訳だ、その間オレの身に何があったかなんて分からない……一体この卵達(・・)はなんなのだろう?

 オレはブルームが戻ってくるまで悩み続けた。


ちょっと迷走するかもしれない。

書かなきゃいけないっていう感じで書いたので――――オチは考えてません。

どっちがいいんだろう?

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