表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/37

18話 魔族襲来

昨日はすみませんでした、休日って人をダメにしますよね。

明日からは普段通り頑張っていきますので本日はこれまでです。

 白き獅子を仲間に加えてから三日を過ぎた頃のことだ。

 我とクィールは人化して、白き獅子達(・・・・・)の背中に乗っている。

 あの後、白き虎、黒き猫を仲間に加え、勢い付いた我らはさらなる仲間を求めて更に西へと歩みを進めていた。


『ドーラ殿、我々はまだ主様とやらには逢えぬのでござるか?』

『ふむ、いやここで帰っても良いのだがな、もう少し探して新たな種が見つからなければそうするとしよう、数は多いに越したことはないのだ。』


 セイバータイガー(白・♀)がソワソワしながら主たちがいる方向を振り返っている。

 確かにそろそろ我も主が恋しい頃合だが、最低後もう一匹は欲しい。


『アタシはどっちでもいいんですケドね、早いところその人化ってやつですか? してみたいんですよね』

『分かった、あと少ししたら戻ろう』


 流石にこれ以上はやめておいたほうが良いな、そう思い我らは引き返そうとしたのだが……


「待つのです!」


 突然人の声がした。


「何奴だ?」

「私は、グラドン党代表魔族アーシアンのシアラです!」

「魔族だと? 魔族が一体我に何用だ?」

「大陸を統べる魔王様をお迎えに上がりました、私と一緒に来ていただきますです」

「断る、我にも大事な使命があるのでな……他を当たれ」


 全く、この手の輩は昔から居たが、今更何のようだというのか、もう我には主が居るというのに。


「いいえ、来てもらいます! 我々の目的のために!」

「ならば力づくで排除してやろう!」


 我は獅子の背中から飛び上がり、空中で魔物化した、この時既に、クィール達を主の元へと向かわせていた、魔族が来たことを知らせるためにだ。


緋火朱炎(スカーレット・ヴァーミリオン)


 我は魔族が、クィール達を追えぬように我らと魔族の間に火炎を吐き、火炎壁(ファイアーウォール)を築く気休め程度の足止めだが、どうにかなるだろう。


「無駄です!」


 その声に対し我が地上の魔族を見下ろせば、何やら赤い水晶玉のようなものを火炎壁に投げつけた、すると火炎が全て水晶へと飲み込まれていった。

 一体何を――――

 そう思っていた矢先に、魔族は地に落ちたその水晶を再び手に取り、我に投げつけてきた。


『噛み砕いてやる!紅血赤牙(クリムゾン・レッド)


 我は飛んできた水晶に牙を突き立てる……妙だ、力が抜け――――そう思った瞬間、我の体躯は地に落ちていた。


『なんたる不覚か』


 水晶は我が牙の一部にどうかしたらしい、違和感はないが体が動かせぬ。


「やりました! これで貴女は私たちの下僕です!」


 そういって魔族が、まるでスズが糸で獲物を拘束するときのような動きで我の方へと手を伸ばしてくる、か、体が勝手に動く!


「さあ、手始めに奴らに攻撃するのです!」


 や、やめろぉぉぉ――――我は抵抗もできずにクィール達に緋火朱炎(スカーレット・ヴァーミリオン)を放っていた、我が覚えているのは……ここまでだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ