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16話 赤き竜と不死鳥の旅路

今回はドーラ視点ですね。


本日の更新はここまでです、お休みなさい

 さて今回は我とクィールの旅路を語ろうか。

 我達は、主に頼まれて今、西の方へ来ている、二人共魔物の姿で空から魔物を探している。


「いませんねぇ、というかドーラ様、早すぎます」


 クィールのやつが泣き言を呟く。


「この程度付いてこれなくてどうする? それでも不死鳥の系列か?」

「そんなこと仰られても私元々しがない、ソニックイーグルですよ?」

「それでも我と同じ『朱』の系統色を持ちながら生まれたのだ、この程度のスピードに付いてこれなくてどうする?」


 赤色系統を持つ者は通常色に比べると数倍素早く動けるのだ、なんだかんだ言いながらも置いていかれずに我についてこられているのだから大したものである。


「それはそうですが……あ、アレなんですか!?」


 クィールの声に釣られ地上を見下ろす。

 どうやら獅子の群れのようだが、何かを追っているらしい――――ふむ、同種の色違いの♀を追いかけているようだな。

 あやつらの種族の中には色違いを群れに加えていることで自分の優位を示すという習性があるからな、しかし丁度いい、色違いの♀ならばアレは我らが貰い受けよう。


「クィール、あの白いのを狙うぞ、我についてこい。」


 我は群れの先に走る、白い奴目掛けて降下した。


「ちょ、ちょっと待ってくださいよ~」


 地上付近になると奴らもどうやらこちらに気がついたらしい、追われていたのも、追っていた連中も、立ち止まった。


『ふむ、止まったか、こちらとしては好都合だ』


 魔物の言葉で話しかけてやる、こいつらにニンゲンの言葉を用いても無駄だからな。


『き、きさま何者だ! なぜ我々の邪魔をする!? 他の種族には関係のないことだろう!』


 どうやらこいつがこの群れのボスらしい、中々の体育に浅黒い毛並みをしている、この種族はタテガミライオンという種族で、通常獅子系の♀にはタテガミがないのだが、この種は♀であってもタテガミがある。

 なのでパッと見ではどれがボス……ああ、獅子系の群れは主のように一匹の♂に複数の♀が群れるという形なのだが、こいつらの場合見ただけじゃ分からないので希に♀を身代わりにすることもある。

 ボスさえ倒せればこいつらは蜘蛛の子を散らすように逃げるのだが、今回は全員狩ろう、獅子は不味くないのでな。


『いや、ただそちらの白い奴に用があってな』


 そう言ってやると、白い奴はこちらに近いよってきた。


『私に何か用があるというのか? まさかと思うが、その匂いに関係が?』


 ほほう、こいつ我が持っている主の匂い付きの布に気づいたのか。


『まあ、そういうところだ、この匂いは我らが主のものなのだが、主は今、大陸中の♀を集めていてな、希少種のお前を誘いに来たというわけだ』

『魅力的なお誘いだが、私は奴らに狙われている、助けてくれるのならばその誘いに応じよう』

『よかろう、我が竜の血に誓ってこ奴らを排除してやろう』


 そう言って振り返ると、連中は逃げ腰になっていたが、もう遅い。


緋火朱炎(スカーレット・ヴァーミリオン)


 我は口から緋く朱い火炎を吐き出した、それらは大地を焼き払い、円形に広がり一瞬で奴らを包囲した、じわじわと円が狭まっていく、炎が通り過ぎたあとは、白い灰か黒い炭ぐらいしか残らないが、今回こいつらは後で食うので、威力は落としてある、毛を焼き払い肉を丁度よい加減に焼き上げるだろう、白い奴もこの炎には少し怖気づいているが、問題はなかろう、これからは我らは仲間なのだからな!

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