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11話 ニンゲンとドラゴン

「ニンゲン……なのか?」

 このドラゴン……喋るぞ!

「ああ、一応そうだな」

「そうか、しかし、これほどまで惹きつけられる何かを持つ者は初めてだ」

「つかオレ以外に人間って居んの?この大陸じゃ見たことはないんだが」

「それはそうだろう、いや、それを知らぬということは、汝は異世界から来たのか?」

「あーうん、そうだねそれだ、なんか女の人に引きずり込まれたんだが」

「なるほど、女神の悪戯か、それは災難だったな」

「そうだな、災難だった気もしなくはないが、ところでアンタ誰なのか、名前とかあるなら教えてくれないか?」

「名か……忘れた、汝が付けてくれないか?」

 ブラッドドラゴン(緋・朱・紅・赤・♀)を仲間にしますか?しませんか?――――

 お、おう、名前聞いただけなのに仲間になってくれるらしい。

「え、っとします。」

『ブラッドドラゴン(緋・朱・紅・赤・♀)はなかまになった!』

『ブラッドドラゴン(緋・朱・紅・赤・♀)になまえをつけますか?』

「ドーラとかどうだろうか?」

『ドーラはなっとくしてくれたようだ』

 喜ばなかった――――

「まあ、良いとしよう、これからしばらく世話になるぞ?主よ」


 名前:ドーラ

 性別:♀

 年齢:二千十八

 種族:ブラッドドラゴン(緋・朱・紅・赤・♀)

 称号:赤き魔王

 性格:温厚

 属性:緋火・朱炎・紅血・赤牙

 装備:無し

 特性:威圧(プレッシャー)

 特技:お喋り(トーク)

 緋火朱炎(スカーレット・ヴァーミリオン)

 紅血赤牙(クリムゾン・レッド)

 飛翔


 最年長だった、つか魔王ってなんだよ、後なんか特技が真っ赤なんだが。

 オレは……ドーラを人化させてみた、緋色の髪に朱色の右目、真紅の左目を持つ巨乳美女――――それはもう真っ赤、だけどそれゆえに白い肌が強調される。

「よろしく、ところで、聞きたいことがあるんだが、ドーラが来た方向に仲間が探索に出かけたんだがまだ帰ってこないんだ、何か知らないか?」

「仲間――――なるほど先程の娘か、それならば見たが……」

「見たのか!?それで今どこに?」

 まさか食べちゃったとか言わないよな?

「ふむ、先程この大陸にニンゲン達のチョウサダンとかいうのが来てな、そやつらに連れて行かれたぞ」

 は?連れて行かれた?それって誘拐か?

「連れて行かれたってどこに?」

「それはもちろんニンゲンの大陸だ」

「人間の大陸?」

「ああ、主は知らなかったな、この世界には四つの大陸が存在するのだが、一つはここ、我が治める魔物の大陸、二つ目はニンゲンが治める大陸、三つ目が魔族が治める大陸、四つ目が誰も行ったことがない未踏の大陸だ、それぞれを行き来するのは基本的には難しいとされて来たが近年、ニンゲン達がこの大陸によくやってくるようになってな、どうやら人間はこの大陸が欲しいようなのだ」

「それで?」

「うん?この話はこれで終いだが?」

「いやだから、イヴ達はどこに連れて行かれたんだよ?」

「そんなことは我も知らぬ、が仲間を連れ去られて黙っているつもりもない、主よ、ニンゲンの大陸に攻め入るか?」

 攻め入るとかまた物騒な、オレはただイヴ達さえ取り戻せたらそれでいいのに。

「ああ、イヴ達を助けに行こう」

「ならば、我の背に乗るがいい」

 そう言ってドーラは魔物の姿に戻り、オレ達は、背中に乗せてもらい、人間の大陸へと向かった。

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