激しく今更
翌朝・・・なのか?何か明るいけど。
ってかさ?ここって地上なのか?
何か色々知らな過ぎる気がしてきたな。今更過ぎるけどな!
ここまでの経過は・・・
到着⇒爆睡3日⇒メシ⇒ちょっとだけトーク⇒状況開始・・・
・・・うん。ダメダメだな俺。
だが敢えて言おう!
健全なる17歳男子にとって、エッチは全てに優先する!
・・・相手にも依るがな(ボソ)。
「おーい、起きろ~。」
ぷにぷにのほっぺを摘んで遊んでみる。
「んにゅぅぅぅぅ~」
美少女はズルいよね。何やっても可愛いんだからYO!
「ふぁ・・・あ・・・ゆーひひゃん?」
「起きたか?」
「ふにゅ・・・おひゃよぅごりゃいまひゅ・・・くぅ・・・」
「寝るなコラ!」
こいつ寝起きは悪そうだなー。
ほっぺを両方から、ぐに~んと引っ張ってみたり。
「あにゅぅぅぅぅ・・・ひはいれひゅぅぅ><」
「うーむ・・・どこまで伸びるか実験したくなってきたな。」
「うぅぅぅ~」
涙目でやめて~と訴えてくるんだけど、顔の下半分とのギャップが笑えるぜぃ。
けど可哀想だし、もうやめるか。
「うぅ~・・・酷いですぅ。」
「すぐ起きないお前が悪い。」
「む~、どうせならお目覚めのキスとかにしてくださいよぉ。」
おなじみになりつつある膨れっ面。
うむ。ここは一つ、正しい朝の迎え方を仕込んでおかねばなるまい。
「生意気な。フツーは女の子が先に起きて男を起こすモンなんだぞ!」
「えぇー!そうなんですか?!」
「そうだ。”ゴハン出来てますから、早く起きてくださいね♪”ってのが定番なんだぞ。」
「ゴ、ゴハン作ってから起こすんですか?」
「うむ。」
「うぅぅぅ~、私、朝弱いんですぅ~。」
「おーけー、じゃ、お前は嫁失格!」
「えぇぇぇぇ!そんなー・・・って、嫁?」
しまったぁぁぁ!つい口走ってしまった!
「あー、うん。俺の国では、嫁とはそうあるべきとなっておる。」
「///じゃ、じゃぁ・・・毎朝そうやってれば、お嫁さんにしてくれるんですか?///」
「あー、まー、考えてやらん事も無いではない・・・。」
「///お嫁さん・・・ユーキさんのお嫁さん・・・キャッ♪///」
だめだ、聞いてねー・・・。
こいつを嫁にするのは・・・まぁアリつーか、やぶさかでは無いつーか・・・。
やっちゃってるしな・・・(遠い目)。
けど!だが!しかし!
戦国時代じゃあるまいし、17で身を固めるってのはなー・・・。
ってか、今はそんなの後回しだ。
「なークレア、この家つーか、穴倉つーか、全部案内してくれよ。」
「///うふふ・・・はい、ア・ナ・タ♪」
「ぐふっ!」
こ、この妄想突撃娘がっ!クるモノはあるが、今はそれ所じゃ無ぇ・・・。
デコピン1発。
「あぅっ!」
「新婚ごっこはお預け!案内しなさい。」
「はぁい・・・。」
案内&説明されたトコに依ると・・・
ここはホーライ山て山の頂上にあった魔王城の地下らしい。
イザって時のパニックルームみたいなモンらしいんだが、広過ぎるだろ・・・。
あー、城内の人員全員収容するの前提だったのかもなー。緊急避難用シェルターのほうが近いか。
部屋もやたら多いし、備蓄食糧もすげー大量だったし。
朝に感じた明るさの正体は、陽光石って石ころだった。
なんでも、外の陽光に比例して光るらしい。原理は不明。魔力とか一切カンケー無いらしい。
・・・安直過ぎるネーミングだよなしかし。
つまり、昼間限定ではあるが、それなりの数を使えば、室内でも屋外と同じくらい明るく出来るわけだ。
これは便利だな。しかもエネルギー不要。
陽光に比例するから、当然夜間は使えないが、こっちの連中は基本「暗くなったら寝る」生活サイクルらしいんで、それほど不便じゃ無いみたい。
やっぱお約束の中世レベルの世界なよーだ。
まーこれくらいの文明レベルじゃ無いと、個人の武勇程度で大勢引っくり返したり出来ねーしな。
・・・あと謎だった、”なんでクレアじゃ出られない結界なのか?”を訊いてみた。
つらそうなんで訊き辛かったんだけどな。訊いておくべきだと思ったんだ。
解りません、と言われたけど、その時の状況を聞いたら、大体想像はついた。
魔王である親父さんは、クレアを守ろうとしてた。
安全地帯であるココに入れて、自分は外で闘ってた。
すぐ外でガチバトルしてたらしいから、そこにまだ幼い娘がひょっこり出てきちゃったりしたら・・・
だから、娘が勝手に出られない結界を張った。
後で自分もココに来るつもりだったんだろう。それなら無問題なわけだし。
・・・でも来られなくなっちまった、と。理由は考えるまでも無かろう。
俺に解るくらいだ、クレアにも解ってたんだろう。
あー、もう泣きそうになってるし。
そっと抱きしめてやる。
泣き止むまで結構長かった。
ユーキ君は基本女の子に優しいんですが、ごく一部がケダモノなんです・・・。