『ヘビの首とプレスマンの芯』
掲載日:2026/04/15
あるところにじいさまがあって、毎日山へ入ってたきぎを拾っていた。毎日同じ切り株に腰かけて、昼を使っていたが、ある日、ヘビがかま首をもたげていたので、じいさまは、持っていた鎌でその首を切り落とした。しばらくすると、次のヘビがかま首をもたげていたので、また首を切り落とした。しばらくすると、次の次のヘビがかま首をもたげていたので、またまた首を切り落とした。こんなことが何度も何度も繰り返され、たきぎとヘビの首を持ち帰ったじいさまは、持ち帰ったたきぎを全部使って、大量のヘビの首を釜で煮た。
ヘビのほうは、別にそんなことをされるためにかま首をもたげたわけではなく、じいさまのこの仕打ちを恨んでのろいをかけ、じいさまの持っているプレスマンの芯は、切られた首と同じように、ぼきぼきに折れるようになったという。
教訓:どういうわけか、じいさまは、こののろいが発動する前と後との変化に気がつかなかったという。




