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愚か者共の末路弐?


帝国を滅ぼす···国王ジャックはそれを聞いた瞬間に対話の価値無しと判断、衛兵にユフィ一行の捕縛を命じる。


「お待ちください父上!ユフィの力に嘘偽りはございません!」

「今は逃げるのが先」


ジャックに訴えるスレイマンの手を掴みミシェルと側近達と共に会場から脱出するユフィ。


「消えた!?」

「探せ!必ず捕らえろ!」


突然の消失に驚く衛兵達と探すよう指示するジャック。その後王女シーマは卒業パーティーをまた後日開催する事を卒業生達に伝え、その場は解散となった。



そして一方、転移の術でミシェル大公国の大公城に転移したユフィ達。


「んでユフィちゃん?帝国を滅ぼすプランはあるのかい?」


城の主である大公ミシェルがユフィに尋ねる。


「ある。大公国の兵士全員とこの4人を僕の故郷で鍛える」


ミシェル大公国の兵士は100人いるが全員が農民の出自であり家を継げない次男三男や浮浪者に職を与えるために採用した者達なのだ。


「流石ユフィだ!俺達を鍛え上げ帝国と戦うつもりか!」


騎士団長子息ジンセントは乗り気なようだ、戦闘に限れば王国の若い世代ではこの男が最強である。


「女神様の尖兵として悪を滅ぼす一員となれるとは至宝の喜びだよユフィ」


神殿長子息リオンは魔法のエキスパートである、火水風土の4属性の魔法を使いこなす。


「真実の愛の力を見せる時だぁ!」


王太子スレイマン···コイツは要努力だ。


「時にユフィの故郷とはどこに在るのですか?これから国境も封鎖されるでしょうから国外には出れなくなりますよ?」


宰相子息ダレットが疑問を口にする、お尋ね者の自分達が兵士100人も連れて大陸を自由に歩き回れる筈がない。


「後で説明する。ミシェル、兵士全員集めて」

「お···おう!」


ミシェルは兵士を全員召集しユフィが全員の前で現在の状況とこれからのプランについて話す。


「そりゃあ帝国に滅ぼされんのは嫌だけど俺達が主戦力になって戦うのもなぁ···」

「拒否権は無い、戦って死ぬか戦いもせず殺されるか、それだけ」


抵抗のある兵士達に現実を告げるユフィ。何もしなければ生き残れる等と言うのはお花畑な考えである。


「聖女様が決めた事だからさぁ、腹括ってくれよ」


主君であるミシェルの命に覚悟を決める兵士達。

こうして来たるべき決戦に備えユフィの故郷に全員が転移したのであった。





















Q、兵士全員転移させたら国防どうすんねん?

A、ユフィが結界を張ったので帝国が攻めてくるまでは大丈夫です。内部の揉め事は泥人形に対処させてます。

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