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あれから少し仕事は増えつつあるものの、基本的に緩やかに時間が流れている。
しかし、首につけるやつがアリシアカスタムによって、ほか3つの端末と繋がっているため、あまり暇していない。
アリシア:依頼の場所の手前まで来たけど、いい景色だよ
キリハ:そのあたりは川も流れていて、魔族さえいなければ過ごしやすいらしいです
アリシア:らしいって、来たことはないの?
キリハ:生憎私は強くないので、遠出するなら護衛なんかが必要になりますから
アリシア:じゃあいつか連れてってあげる、私ほど頼れる護衛はいないでしょ
キリハ:それはもう、楽しみにしていますね
ヴィルヘルム:これで問題なく届いているだろうか
キリハ:届いていますよ、どうかされましたか?
ヴィルヘルム:恥ずかしい限りだが、なんとなく新しいものを使いたいと思ってしまってな
キリハ:誰だってそんなものです、居候もそれで頻繁に使っていますから
ヴィルヘルム:今日のごはんはなんだろうか
キリハ:そんな感じでいつも送られてきますね、煮つけか何かを考えています
ヴィルヘルム:なるほど、呼んでもらっても?
キリハ:時間になったらお呼びしますね、せっかくなので居候も紹介します
トロッポ:今日のごはんなにー?
キリハ:第一声がそれなのどうにかならない?
トロッポ:なんだかんだごはんもすきだし
キリハ:喜んでもらえるのはありがたいけどね?
トロッポ:大丈夫、こっちの仕事はもう終わってるから!
キリハ:それならいい、煮つけか何か適当に考えてる
トロッポ:楽しみ~
キリハ:そうそう、ご飯には知り合いも呼ぶ予定
トロッポ:誰か来るの?
キリハ:お世話になってる人で、トロッポの紹介も兼ねてるからそのつもりで
トロッポ:おっけー、楽しみにしてるね
さて、こんなものか。ヴィルヘルムさんが来るなら少し多めに用意しないと……。




